既婚・未婚女性800名に聞いた「本当に働きやすい職場環境」とは?

写真拡大 (全3枚)

昨今、昔に比べ結婚を機に専業主婦になる割合の減少、さらに出産後に関しても、子育てをしながら働く『ワーキングママ』の増加といった“働く女性”の増加傾向にあります。

しかし、それと同時に会社へ妊娠を報告した途端、上司もしくは会社からの扱いが酷くなるといった『マタニティ・ハラスメント』など社会的問題も急増しています。

このようにライフスタイルの変化とともに課題を多く抱える女性にとって“働きやすい職場環境”とは、具体的にどのような環境なのでしょうか……。

 

■女性が本当に働きやすい職場環境調査

では、既婚女性から未婚女性まで計800名を対象に『Woman&Research』で調査された「女性が本当に働きやすい職場環境調査」をご紹介します。

 

「結婚や出産を機に、退職や転職を経験しましたか?」という調査に対し、結婚や出産を経験した女性の約8割が「退職や転職の経験をした」と回答。その理由として、下記の通り発表されています。

 <退職や転職を選んだ理由について、「育児に関するサポート制度が整っていなかったから」という理由が最も多くみられたほか、「夫の転勤による引っ越しで勤務が不可能になった」などの回答も目立ち、結婚や出産を通じて女性がキャリアへの影響を受けやすいことが顕著に表れる結果となりました。>

主要先進国と言われる日本の現在においても、結婚や出産を経験された女性自身が社会的影響を受けやすいという“事実”を目の当たりにする結果となりました……。

 

次に、「職場でどのようなサポートがあれば、働き続けられたと思いますか?」という調査に対し、「会社が産休・育休を取るように積極的に動いてくれる」「時短・フレックスタイム制の導入などで働く時間を決められる」という回答が約4割を占め、その他に関しても、既婚女性に対してのフォローや理解を求める回答となりました。不満を感じたエピソードとして、下記の通り発表されています。

< 女性・ママならではの不満や不快感を感じたエピソードの中には、マタハラ(マタニティハラスメント)やイクハラ(育児ハラスメント)に関するものが散見されました。>

残念ながら、課題として根強く残っている“既婚女性に対する会社の受け入れ体制不足”が浮き彫りとなりました……。

 

いかがでしたでしょうか。

本当に働きやすい職場環境を見つける事の難しさ、重要さが分かりますね。

実際問題、普段は仕事で忙しく自分の将来について真剣に考える余裕がないという女性は多くいます。

もし、結婚や妊娠、出産をこれから控えているのであれば、この結果を真摯に受け止め、今を振り返るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

 

(ライター:木村うい)

 

【参考】

女性が本当に働きやすい職場環境調査 - STRIDE