東大生の悩みってどんなことですか?「性・異性・恋愛・結婚 20.4%」

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「みーんな悩んで大きくなった」とは大昔のCM曲のフレーズですが、若者は悩んで成長するものです。もちろん悩みの種は人それぞれ違うわけですが。というわけで、今回は東京大学に通う学生さんの悩みについてです。

■「将来の生き方や進路」が心配!

東大生の悩みってどんなことでしょうか。東京大学がホームページで公開している「学生生活実態調査(2010年)」のデータによると……。

■東大生が「よく悩むこと」

将来の生き方や進路 46.3%
就職 34.7%
勉学(成績・単位など) 27.4%
学部進学や大学院進学 26.7%
人生の意義・目標 24.8%
経済的なことや経済的自立 22.3%
自分の性格 21.7%
性・異性・恋愛・結婚 20.4%
友人との対人関係 12.9%
自分の体調や健康 9.8%
教職員との対人関係 2.5%

「よく悩むこと」として回答された項目は、多い順に上記のようになっています。トップ2が「将来の生き方や進路」「就職」ですから、これから自分がどのような道を歩いていくかについて悩むことが多いようですね。

最高学府の東京大学に通っていても「就職」について悩むのですね。筆者など偏差値のあまり高くない大学でしたので、「東大生なら心配しなくてもいいんだろうなあ」などとひがんでいましたが(笑)。

■悩みの相談相手は「父・母」が多い!

「悩みというのは、誰かに聞いてもらった時点で半分は解決している」とはよくいわれるところです。つまり、自分の悩みを吐露できる相手がいることが大事なわけです。

東大生の皆さんは、悩みを誰に相談しているのでしょうか。データではこうなっています。

■東大生の悩みの相談相手

父・母 43.1%
大学内のサークルや団体の友人 38.8%
大学内の同じ学科や研究室の友人 35.3%
大学外の友人 34.6%
兄弟・姉妹 12.1%
大学の教職員 2.7%
なんでも相談コーナー・学生相談所等 2.5%

この数字は、「よく相談する」「ときどき相談する」という選択肢の回答数を合計した結果です。友人よりも、父・母に相談する人が多いのですね。

また、男子学生では「父・母」に「よく相談する」「ときどき相談する」のは37.5%ですが、女子学生では「63.1%」とかなり高い数字になっています。

●……上記データはすべて、東京大学がホームページで公開している「学生生活実態調査(2010年)」内の「1-3.不安・悩み」から引用しました。

(高橋モータース@dcp)