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夏のディズニーランド&シーが最も混雑するのはお盆です。例年の傾向からすると、2013年は8月10日(土)あたりから混雑が激しくなり始め、8月15日(木)にピークを迎えると予想されます。

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実は、夏のディズニーの混雑は、秋やGWに比べると軽めで、近年は入園制限がかかるケースはほとんどありません。が、かわりに真夏の猛烈な日射しにどんどん体力を奪われるため、人混みのストレスが2倍にも3倍にも感じられます。

そこで今回は、炎天下&大混雑のお盆に、東京ディズニーランドディズニーシーを快適に楽しむための3つの基本戦略を紹介します。年に何回も通っている常連ゲストにとっては基本的な防衛策ですが、遠方在住などめったに来られない方は、知らないと後悔するハメになるかもしれません。要チェック!

■戦略1:スロースタートでショー&パレードを中心に楽しむ

真夏の日中の東京ディズニーリゾートの暑さを甘く見てはいけません。気温が高いのはもちろんのこと、地面がアスファルトやコンクリート中心であることもあり、照り返しが強烈。特に、背が低く地面に近い子供にとっては、大人の数倍は過酷な環境になります。

私自身、7月に5〜6回訪れて実感していますが、何もしなくても大量に汗をかき、どんどん体力を奪われていきます。春・秋シーズンと比較すると、行動力は半分に低下すると考えていいと思います。

この真夏の暑さから逃れる最も根本的な方法は、太陽が高く昇っている日中を避けることです。実際、新パレード『ハピネス・イズ・ヒア』が始まる16:00くらいになると、ウソのように涼しくなり始めます(17:00から入園できる夏5パスポートの活用もアリです。ただし夏5パスポートの場合、『ハピネス・イズ・ヒア』は観賞できません)。

家族連れの場合など、「早朝から行って夕方には帰ろう……」と考える方が多いと予想しますが、早朝〜夕方コースはもっとも炎天下の洗礼を受けてしまいます。例えば8時間遊ぶとして、14:00〜22:00の昼過ぎ〜夜コースならば、炎天下のダメージは3時間程度に抑えられます。

ただし昼過ぎ〜夜コースの場合、人気アトラクションのファストパスは午前中で発券終了となってしまうため、諦めなければいけません。また同じく午前中〜昼公演の『爽涼鼓舞“THE EMBU”』1回目〜3回目(ディズニーランド)、『ミニーのトロピカルスプラッシュ』『ハピネスグリーティング・オン・ザ・シー』(ディズニーシー)などのショーは諦める必要があります。

もちろん夕方から夜にかけてもショー&パレードは充実しています。ランドなら『ハピネス・イズ・ヒア』『爽涼鼓舞 “THE FINAL”』『エレクトリカルパレード』、シーなら『レジェンド・オブ・ミシカ』『ファンタズミック!』『ビッグバンドビート』『テーブル・イズ・ウェイティング』などなど。これらショー&パレードを中心に楽しむのなら、おすすめの作戦です。


■戦略2:アトラクションメインなら日中は“死んだふり”

8:00〜22:00の営業時間を目一杯楽しみたい&アトラクションは外せない! という方は、午前中はファストパス獲得に専念。のらりくらりと日中は“死んだふり”をして、夕方からアクティブに動き回り始めるのが基本です。

なぜなら、アトラクションをメインに楽しむ場合、暑さで最もダメージを受けるのは移動中だからです。ディズニーランドもディズニーシーも、室内アトラクションはけっこう多いのですが、あちこち移動してしまうと結局は暑さにやられて参ってしまいます。

また、ディズニーランドの『エレクトリカルパレード』、ディズニーシーの『ファンタズミック!』が始まる20時以降は、アトラクションの混雑がもっとも緩くなる時間帯です。ファストパスを取り損ねてしまった人気アトラクションに挑戦するなら、20時以降を狙うのが定石(ただし、混雑のピークである8月15日(木)前後は、そもそも入場者数が普段より多くなるので、どの程度混雑が緩和されるかは未知数です)。

せっかく日が沈んで過ごしやすくなったのに、体力を使い果たしていてグッタリ……なんて事態になっては、いちばんおいしい20時以降をドブに捨てる結果になりかねません。

日中の移動は最小限におさえられるよう、各自工夫してみてください。特に、複雑な形状をしているディズニーシーは、移動の負担が大きくなりがちです。『ディズニーシーで混雑に巻き込まれてウンザリしないための三原則』 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12601 ] で移動のコツを紹介しているので、参考にしてください。

日中は、アクティブに動き回るかわりに、夕方からは激混みになるお土産グッズショップを回ったり(荷物はコインロッカーへ)、プライオリティシーティングでレストランを予約してゆっくり食事するなどがおすすめです。

■戦略3:暑さとガチンコ勝負ならクール設備&アイテムを最大限活用

お盆ということもあり、帰りの交通手段の関係など、どうしても早朝〜夕方コースでしか遊びに来られないという方も、きっと少なくないはずです。そうなれば真っ向勝負! 全力で暑さ対策をしつつ楽しむしかありませんよね。

体力的にかなりキツイには違いありませんが、暑さも工夫次第でかなり和らげられます。東京ディズニーランド東京ディズニーシーの暑さ対策に関しては、それぞれ以下の記事に整理してありますので、どうぞ参考にしてください。

『【TDL】炎天下、長時間待たずに夏のディズニーランドを楽しむコツ』 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/16053 ]
・ 爽涼鼓舞の抽選対策
・ パーク内クールスポット
・ シェイブアイス(かき氷)
・ 超穴場ランチ、東京ディズニーランドホテル『ドリーマーズラウンジ』
ほか

東京ディズニーランドホテル『ドリーマーズラウンジ』でのランチは、パークが大混雑していても余裕があるケースが多く、個人的には特におすすめです。空調の効いたホテルの落ち着いた空間で、夏限定「爽涼鼓舞」の太鼓をイメージしたクリエイティブなサンドイッチ・プレートが食べられます。


『【ディズニーシー】真夏だから楽しめる最強のクールスポット&アイテム7つ』 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/16082 ]
1. ずぶ濡れ『ミニーのトロピカルスプラッシュ』はリドアイルで観賞!
2. ずぶ濡れのままウォーターフロントパークで水遊び
3. アクアトピアでさらに濡れる
4. フローズン生ビール+フィッシュロールドッグ
5. まだまだ飲みます。フローズンカクテルはマルガリータとレモン
6. シェイブアイスはトロピカルがイチオシ
7. 夏らしいスパイシーメニューで食欲UP!

また、チケット・食事・トイレ対策、ガイドツアー活用など、大混雑時の基本的な戦略に関しては、以下の過去記事に詳しくまとめてあります。暑さ対策をのぞけば、そのまま活用できる技ばかりですので、どうぞ参考にしてください。

『【TDL】年間で最も混雑! 3月のディズニーランドで重宝する3つのコツ』 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12905 ]

『【TDL/TDS】GW徹底攻略! 30周年で大混雑必至の東京ディズニーリゾートをストレスなく楽しむテクニック』 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/13799 ]


以上、お盆のディズニーリゾートで後悔しないための3つの基本戦略を紹介しました。個人的にはやはり(我が家ではアトラクションにそれほど固執しないこともあり)夕方〜夜中心のスケジュールがイチオシです。それほど日中の日射しは強烈なんです。

また、朝イチでは入園待ち列や、チケット購入列もかなりの長さになり、うんざりさせられますが、お昼前後であればスムーズに入園できるメリットもあります。何時に行こうがパーク内の混雑状況にはほぼ変化がないので、せっかくであれば過ごしやすい時間をうまく活用したいですよね。のんびり到着して、周囲の人々が炎天下で疲れてきた頃を見計らって、夕方からアクティブに行動開始してみてはいかがでしょうか?

こちらのレポートもどうぞ!
東京ディズニーランドディズニーシー裏ワザ&まとめ [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/15039 ]
爽涼ショー、新グッズ、夏カクテル! ディズニーリゾート夏祭りを10倍楽しむ完全ガイド [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/15429 ]
ディズニーシー】3時間待ちは当然!「トイ・ストーリー・マニア!」に60分以内で乗る3つの方法 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12404 ]
ディズニーシー】真夏だから楽しめる最強のクールスポット&アイテム7つ [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/16082 ]
【TDS】大放水に沸く『ミニーのトロピカルスプラッシュ』がリニューアル! 一番の“ずぶ濡れ”スポットは? [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/15401 ]