野菜基地の『マルシェのたべかた』今月のレシピ ブロッコリー編
農家の人たちが朝獲れ野菜を持ち寄るマルシェ。南青山野菜基地とveritaが発信する「マルシェのたべかた」では、フードコーディネーターゆうこさんによる旬のマルシェ野菜を使ったおいしいレシピを開発中。veritaおすすめのレシピを毎月読者の皆さんにご紹介。
独自の安全基準をもつ「YEBISUマルシェ」
恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿)のセンター広場と時計広場で、第1、第3日曜日に開催されている「YEBISUマルシェ」。このマルシェの特徴は、「体と環境にやさしい」ことへのこだわり。「野菜については栽培履歴を出していただき、さらに『有機栽培』をうたっている野菜については、有機JAS認定を行う民間の検査員が聞き取り調査を行っています」と、NKBマルシェ事務局の大圃孝之さん。ほかのマルシェよりも厳しい、独自の基準を持っている。今回は、サラリーマンを辞めて新規就農したという藤永貴幸さんの「T’s FARM」にうかがい、今が旬のブロッコリーとカリフラワーをいただくことにした。
今月の野菜「ブロッコリーとカリフラワー」 実はどちらもキャベツの仲間
実は、ブロッコリーもカリフラワーも、キャベツの仲間。緑黄色野菜のブロッコリーは、ビタミンCやカロテン、ミネラルなど栄養価が豊富な野菜で、風邪予防などさまざまな健康効果があると言われている。「軽く表面を触って、プチプチ感があるものが新鮮。ゆでてもハリがあっておいしいです。花が咲いてしまったものは避けたいですね」と藤永さん。一方、淡色野菜のカリフラワーは、加熱をしても壊れにくいビタミンCが豊富な野菜。虫に食べられやすいので、育てるのに手のかかる野菜だという。身がぎっしりと詰まっていて、ズッシリ重いものが良質。藤永さんにいちばんおいしい食べ方をたずねると、「とても繊細な味をしているので、シンプルなスープにしてほんのり淡い甘みを楽しんでほしいですね」と教えてくれた。
「ブロッコリーとカリフラワー」のおいしいいただきかた
○ブロッコリー、カリフラワーのポタージュ
1品目は、寒い季節にほっこり温まるポタージュ2種をご紹介。甘みののった新鮮なブロッコリーとカリフラワーを選んで、旬の味を堪能しよう。ブロッコリー、カリフラワーを入れてから、しっかり撹拌してなめらかにしてもよし、つぶつぶが残る程度でもOK。お好みの食感に仕上げて!
≪作り方≫
1、ブロッコリー、カリフラワーは小房に分けて塩ゆでにする。
2、じゃがいもは皮をむき、適当な大きさに切る。玉ねぎは薄切りにする。
3、オリーブオイルを熱し、2を入れて炒める。油が全体にまわり、玉ねぎがしんなりしてきたらブイヨンを注ぎ、じゃがいもが柔らかくなるまで煮る。
4、牛乳を加え、フードプロセッサーで滑らかになるまで撹拌して2等分にする。
5、1のそれぞれは、飾り分を残して4に入れる。それぞれ、好みの状態まで撹拌して、塩・こしょうで味を調え器に注ぎ、残しておいた飾りをのせる。
≪材料 2人分≫ブロッコリー1/2株、カリフラワー1/2株、じゃがいも2個(200g)、玉ねぎ1/4個(50g)、オリーブオイル大さじ1、ブイヨン300cc、牛乳100cc、塩・こしょう少々
○ブロッコリーとカリフラワーのホットサラダ
アンチョビ・ガーリックオイルが味の決めてのホットサラダ。アンチョビもにんにくも、香りをよく引き出すのがポイント。緑のブロッコリー、白いカリフラワー、黄色のスクランブルエッグと彩りも鮮やかで、ボリュームも満点! 砕いたクルミがアクセントになって、満足のいく一皿。
≪作り方≫
1、ブロッコリー、カリフラワーは小房に分けて塩ゆでし、器に盛り付ける。
2、Aは合わせておく。
3、フライパンにくるみを入れ、乾煎りして取り出し、砕く。このフライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、アンチョビを加えて香りが出たら、1に回しかける。
4、同じフライパンで2をスクランブルエッグ状にして3にのせてくるみ、粗挽き黒こしょうをちらす。
≪材料2人分≫ブロッコリー1/2株、カリフラワー1/2株、A[卵1個、豆乳大さじ2、塩少々]、くるみ20g、オリーブオイル大さじ3、にんにく(薄切り)1片、アンチョビ(ペースト)小さじ2、粗挽き黒こしょう適量
(料理監修/ゆうこ 、南青山野菜基地、文/横尾久美子、写真/稲毛美紗)
独自の安全基準をもつ「YEBISUマルシェ」
恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿)のセンター広場と時計広場で、第1、第3日曜日に開催されている「YEBISUマルシェ」。このマルシェの特徴は、「体と環境にやさしい」ことへのこだわり。「野菜については栽培履歴を出していただき、さらに『有機栽培』をうたっている野菜については、有機JAS認定を行う民間の検査員が聞き取り調査を行っています」と、NKBマルシェ事務局の大圃孝之さん。ほかのマルシェよりも厳しい、独自の基準を持っている。今回は、サラリーマンを辞めて新規就農したという藤永貴幸さんの「T’s FARM」にうかがい、今が旬のブロッコリーとカリフラワーをいただくことにした。
実は、ブロッコリーもカリフラワーも、キャベツの仲間。緑黄色野菜のブロッコリーは、ビタミンCやカロテン、ミネラルなど栄養価が豊富な野菜で、風邪予防などさまざまな健康効果があると言われている。「軽く表面を触って、プチプチ感があるものが新鮮。ゆでてもハリがあっておいしいです。花が咲いてしまったものは避けたいですね」と藤永さん。一方、淡色野菜のカリフラワーは、加熱をしても壊れにくいビタミンCが豊富な野菜。虫に食べられやすいので、育てるのに手のかかる野菜だという。身がぎっしりと詰まっていて、ズッシリ重いものが良質。藤永さんにいちばんおいしい食べ方をたずねると、「とても繊細な味をしているので、シンプルなスープにしてほんのり淡い甘みを楽しんでほしいですね」と教えてくれた。
「ブロッコリーとカリフラワー」のおいしいいただきかた
○ブロッコリー、カリフラワーのポタージュ
1品目は、寒い季節にほっこり温まるポタージュ2種をご紹介。甘みののった新鮮なブロッコリーとカリフラワーを選んで、旬の味を堪能しよう。ブロッコリー、カリフラワーを入れてから、しっかり撹拌してなめらかにしてもよし、つぶつぶが残る程度でもOK。お好みの食感に仕上げて!
≪作り方≫
1、ブロッコリー、カリフラワーは小房に分けて塩ゆでにする。
2、じゃがいもは皮をむき、適当な大きさに切る。玉ねぎは薄切りにする。
3、オリーブオイルを熱し、2を入れて炒める。油が全体にまわり、玉ねぎがしんなりしてきたらブイヨンを注ぎ、じゃがいもが柔らかくなるまで煮る。
4、牛乳を加え、フードプロセッサーで滑らかになるまで撹拌して2等分にする。
5、1のそれぞれは、飾り分を残して4に入れる。それぞれ、好みの状態まで撹拌して、塩・こしょうで味を調え器に注ぎ、残しておいた飾りをのせる。
≪材料 2人分≫ブロッコリー1/2株、カリフラワー1/2株、じゃがいも2個(200g)、玉ねぎ1/4個(50g)、オリーブオイル大さじ1、ブイヨン300cc、牛乳100cc、塩・こしょう少々
○ブロッコリーとカリフラワーのホットサラダ
アンチョビ・ガーリックオイルが味の決めてのホットサラダ。アンチョビもにんにくも、香りをよく引き出すのがポイント。緑のブロッコリー、白いカリフラワー、黄色のスクランブルエッグと彩りも鮮やかで、ボリュームも満点! 砕いたクルミがアクセントになって、満足のいく一皿。
≪作り方≫
1、ブロッコリー、カリフラワーは小房に分けて塩ゆでし、器に盛り付ける。
2、Aは合わせておく。
3、フライパンにくるみを入れ、乾煎りして取り出し、砕く。このフライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、アンチョビを加えて香りが出たら、1に回しかける。
4、同じフライパンで2をスクランブルエッグ状にして3にのせてくるみ、粗挽き黒こしょうをちらす。
≪材料2人分≫ブロッコリー1/2株、カリフラワー1/2株、A[卵1個、豆乳大さじ2、塩少々]、くるみ20g、オリーブオイル大さじ3、にんにく(薄切り)1片、アンチョビ(ペースト)小さじ2、粗挽き黒こしょう適量
(料理監修/ゆうこ 、南青山野菜基地、文/横尾久美子、写真/稲毛美紗)
ゆうこ/フードコーディネーター・フードプランナー
フードコーディネーター赤堀博美氏に師事。2010年に、Food Studdio Vitaを設立。大手スーパー広告、POP撮影、食品会社商品パッケージ撮影、各種キャンペーン広告用料理作成、TVドラマの劇中料理作成、フードコーディネート、レシピ監修など食を中心として幅広く活動をする。フードコーディネーター、食育アドバイザー、食品衛生管理責任者、家庭科教員免許、華道草月流師範、だしソムリエ協会アドバイザーの資格を持つ。