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農家の人たちが朝獲れ野菜を持ち寄るマルシェ。南青山野菜基地とveritaが発信する「マルシェのたべかた」では、フードコーディネーターゆうこさんによる旬のマルシェ野菜を使ったおいしいレシピを開発中。veritaおすすめのレシピを毎月読者の皆さんにご紹介。

ファーマーズマーケット@GYRE

表参道GYREの地下で隔週末開催されているファーマーズマーケット。有機野菜、季節の果物、色とりどりの花木など、自然の恵みをクリエイターなどとのコミュニケーションと共に販売されたり、音楽ライブも交えたりと、ちょっとムードを異にした買い物をお楽しめるユニークなスポット。訪れた日は、九州・宮崎の野菜が籠にたんまりと盛られ、値段も割とリーズナブルな印象。きゅうりの鮮度は、ポキンと折ってすぐにつなぎあわせると、密着して修復してしまうそうです。色が濃すぎず、ハリがあって、持った時に重みを感じるものを選ぶとベターだそうです。

今月の野菜 夏のむくみ対策に効く野菜 きゅうり

きゅうりの原産はヒマラヤ山麓。表面にふいている白い粉はブルームといって実を守るためにでる物質。昔はこのブルームで新鮮などうかの目利きができたが、見栄えが悪いと思われてしまったり、農薬と間違われて、昨今ではブルームレスきゅうりの栽培が主流に。また栽培されているきゅうりは驚くことに自分の根を持たないものが多く、全国の生産者のなかでも自根きゅうりを作っている農家はほんのわずかだという。畑に行く機会にチェックしてみるといいかもしれない。きゅうりはほとんどが水分だが、カリウムを多く含み、利尿効果が高く、身体の熱をとってくれたり、高血圧予防にもなる野菜。

「きゅうり」のおいしいいただきかた

○きゅうりとヨーグルトのサラダ

1品目は、爽やかなヨーグルトの酸味ときゅうりの青っぽい香りが手をつないで、上手にマッチしてくれる「きゅうりとヨーグルトのサラダ」。きゅうりの水分でヨーグルトがちょうどよい濃さまで薄まり、夏でもさらりといただけるおすすめのレシピ。暑い夏の朝の食卓にぜひ活用してみて。

≪作り方≫
1、きゅうりは1?幅の輪切りにして、塩少々をして(分量外)時間をおき、余分な水分をふきとっておく。紫玉ねぎは薄切りにして水にさらし、水気をふいておく。
2、ヨーグルト、塩、アジョワンをよく混ぜ合わせ?と合わせる。レモンを適宜切って添える。

≪材料 2人分≫きゅうり2本、A(ヨーグルト150g、塩3g、アジョワン 小さじ1/2)、紫玉ねぎ1/4個、レモン輪切り1枚


○きゅうりの一口オードブル

2品目は、ちょっとした友人との食事会の席などでの前菜にぴったりの「きゅうりの一口オードブル」。きれいな薄いグリーンの色調が夏の食卓に映えて、ヘルシーで新鮮な一品。中につめる具も色々とり合わせてみるとレシピの幅も広がりそう。

≪作り方≫
1、きゅうりは1本分をピーラーで皮をむく要領で縦に薄切りにする。(C)残り1本分を5mm幅に8枚切り(D)、残りはみじん切りにする。(E)
2、Aの材料を全て合わせておく。ミニトマトはヘタを除き8等分に切っておく。きゅうりEとBを合わせておく。
3、きゅうりCを軍艦巻きのようにくるりと巻いて、合わせておいたAを詰めてミニトマトをさす。合わせておいたBを詰める際には、きゅうりDを底にする。

≪材料 2人分≫きゅうり2本、A(じゃがいも(茹でてつぶしたもの)中1個、ミックスビーンズ20g、玉ねぎ(みじん切り)小1/4個、クリームチーズ40g、粒マスタード3g、塩2g)、ミニトマト(黄)2個、B(海老(塩ゆでして細かく切る)4尾、赤・黄パプリカ(みじん切り)各1/8個、玉ねぎ(みじん切り)小1/4個、塩3g、こしょう少々、酢大さじ1、オリーブ油大さじ1/2)

(料理監修/ゆうこ 、南青山野菜基地、文/尾方実和、写真/稲毛美紗)

ゆうこ/フードコーディネーター・フードプランナー

フードコーディネーター赤堀博美氏に師事。2010年に、Food Studdio Vitaを設立。大手スーパー広告、POP撮影、食品会社商品パッケージ撮影、各種キャンペーン広告用料理作成、TVドラマの劇中料理作成、フードコーディネート、レシピ監修など食を中心として幅広く活動をする。フードコーディネーター、食育アドバイザー、食品衛生管理責任者、家庭科教員免許、華道草月流師範、だしソムリエ協会アドバイザーの資格を持つ。