主人公・マヨが小学生の時に転校して行ったヒトミ。
幼少期に家庭環境が悪かった彼女は、転校先の学校でもうまく行かず、義理の父とも折り合いが悪く、元々持っていた依存的で破滅的な性格をより不安定にさせていた。
そんなヒトミはマヨが16歳になった頃、引っ越し先の高校を辞めてマヨの地元に帰ってきた。
「マヨ、私たち親友だよね……?」
地元に知り合いがいないヒトミにも、「新しく友達ができれば」と思い友達を紹介することにした。
しかしこれが、マヨの高校生活をかき乱す事件の始まりだった……。

奪う女 11話

2人が戻ったのは、なんと外が明るくなった頃のこと。
「おはよー」と気まずく挨拶するさとるさん。
その姿を見たマヨさん、たかしさんに衝撃が走りました。
ズボンが、後ろ前に……!
これは一度完全に脱がないと起こり得ない大異変=やっちゃった確定です。
マヨさんは、泣き疲れてまだぼーっとしているあいりさんには気づかれまいと、必死で視線を遮ります。

帰り道の車の中の5人は、誰も喋らず雰囲気最悪。
マヨさんは帰宅後にヒトミさんに、説教メールを送信します。
ところが返信は一言、「私は悪くない」。
あまりの態度に呆れ果て、放置することにしました。
そしてさらに……不幸が重なります。
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