9月末での緊急事態宣言解除が決定しました。海外旅行や音楽ライブなどを思いっきり楽しめる日まで、気をつけながら生活したいですね。
今回は、なにかとストレスが溜まる日々に使える英語フレーズをご紹介します。

心を落ち着かせてくれる「癒しの音楽」って、英語でなんと言う?

会話の前につける感嘆詩「Aww」

日本でも、会話の最初に「あー」「うわー」などの感嘆詩をつけることがありますよね。同様に、英語圏でも「Aww」を用いて感情を表現します。悲しいときやガッカリしたとき、可愛いものを見たときなど、幅広いシーンで活用できる万能フレーズです。

喜びを感じたときのポジティブな使い方
― I really liked today’s session.(今日のクラスとても良かったです)
― Aww, thank you so much!(うわー、どうもありがとう!)

残念な気持ちや悲しさを表現するとき
― Aww, I miss Hawaii so much. You?(あー、ハワイが恋しい。あなたは?)
― Duh!(当たり前でしょ!)

- Aww, I want to chill out in Hawaii.(あー、ハワイで癒されたい)
― Indeed!(だよね!)

「当たり前でしょ!」は英語でどう言う?

気軽に海外へ行けない日々が続いていますが、旅好きな友達とあいさつ代わりにこんな会話をするのも楽しそうですね。ここで登場した「Duh」は「当たり前、当然」を意味するフレーズ。ネイティブの会話でも頻繁に使われています。

― We are going to throw a party tomorrow night. Are you coming?(明日パーティーする予定なんだけど、来る?)
― Duh!(当たり前でしょ!)

★キーワード
Duh:当たり前

疲れた心を慰めてくれる「soothing」

ストレスが溜まったときに、好きな音楽を聴いて癒されている人も多いと思います。穏やかな歌声やオルゴールミュージック、雨音や波の音など、深いリラクゼーションを得られるとっておきのサウンドを選びましょう。

“癒しの○○”を表現したいときには、「慰める、心癒される」を意味する「soothing」が最適です。

例)
・It’s soothing music.(癒される音楽)
・It’s a soothing place.(心が落ち着く場所)

国内のパワースポットも「soothing place(心落ち着く場所)」のひとつ。写真は、茨城県にある袋田の滝。

★キーワード
Soothing:なだめる、慰める

専門家の治療を受ける場合には「Therapy」

日本でエステティシャンやマッサージ師などを「セラピスト」と呼ぶように、「Therapy(セラピー)」は英語圏でも薬や手術などを用いずに“治療に近い手当て”を受ける、というニュアンスで使われています。また、単語として用いられる場合には、心理的な手当てを意味することもしばしば。

アメリカでは、多くのセレブ夫妻が「couples therapy」や「couples counseling」と呼ばれる、恋愛・夫婦関係に特化した心理的な治療やカウンセリングを利用しています。実際に、過去には人気歌手のP!NK(ピンク)がカップルセラピーの利用を公言したことも。

例)
She opened up about going to couples counseling with her husband.(彼女は、夫とカップルカウンセリングに通っていることを打ち明けた)

さまざまな制限がかかり、ガマンを強いられているコロナ禍。家庭や仕事における悩みを抱えている人は、専門家のもとで本格的なカウンセリングを受けるのもいいかもしれません。

★キーワード
Open up:心を開く、打ち明ける、隠さず話す

自分なりの癒しを探してみよう

海外旅行や音楽ライブ、アウトドアなど…コロナ禍で自分の趣味を楽しめていない人も多いはず。今は、収束後に行きたい場所やチャレンジしたいことをピックアップしながら、自分なりの癒しを得る方法を見つけていきましょう。

音楽やおうち映画、ご近所散歩など、癒しは意外と身近にあるものです。新しい楽しみを見つけて、毎日をポジティブに過ごしましょう!

文/山根ゆずか