火、風、水、地、4つのエレメントとは…【タロット占い】小アルカナを読み解く

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 今回はタロットカードの小アルカナを読み解くコツを解説します。

■「小アルカナ」とは
 タロット78枚のうち、大アルカナと呼ばれる22枚のカードは、「愚者」「女帝」「戦車」「審判」など内容や世界観をイメージさせる、名前が付けられています。小アルカナ56枚は、個別の名前はありませんが、4つのスート(ワンド、ペンタクル、ソード、カップ)があり、それぞれ1から10までの数字カードと、4枚の人物像による構成となっています。

◎4つのスート
 小アルカナには、ワンド(棒)、ペンタクル(金貨)、ソード(剣)、カップ(聖杯)と呼ばれる4つのスート、種類があります。タロット占いでは、それぞれのスートごとに1つのテーマをもった物語となっていて、リーディングのときの基本的な要素となります。
 また、この構成はトランプに似ているといわれ、ワンドがクラブ、ペンタクルがダイヤ、ソードがスペード、カップがハートに相当します。

 ワンドは、火のエレメントといわれ、行動や活力など、情熱的でパワフルなエネルギーを象徴。ソードは、風のエレメントで、知性や論理、葛藤を整理しつつ、成長していく様子をあらわしています。カップは水のエレメントで、柔軟性があり、愛情や感性などを示し、本能と無意識の領域となります。ペンタクル、もしくはコインは地のエレメントで、物質や財産など現実的なものを意味しています。

 マルセイユ版タロットの小アルカナカードは、剣や金貨が並ぶだけのシンプルなものでしたが、ウエイト=スミス版になるとシンボリックな絵柄になり、よりイメージしやすくなっています。