写真はイメージです(以下同じ)
こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

これまで「変わりたい」「結婚したい」と相談に来られた1000人以上の方々のうち、4割ぐらいが「一度もお付き合い経験がない女性」。そして筆者自身も20代まで、化粧もせず髪もボサボサの“完全なる非モテ”でした。一念発起して自分を変え、皆さんの“もったいないところ”をアドバイスしてきた経験から、恋愛・婚活に役立つリアルな情報をお届けします。
◆夏の風物詩。デート後のNG理由は臭いとムダ毛

暖かくなってくると、恋活・婚活でも季節の変化が出てきます。マッチングアプリなどで知り合ってメッセージを重ね、いざ会いましょうとなって初デートに向かった女性からこんな報告を受けることが増えるのです。

「いい人だと思ったんですけど、臭いがきつくて無理です」
「ジムに行くみたいなラフすぎる恰好で来て、隣を歩くのが恥ずかしかった。こっちはおしゃれして行ったのに」
「ムダ毛だらけの脚で短パン履いてきて、清潔感がなかった」
「写真は長そでだったから気が付かなかったけど、毛深い方でした。腕も指もびっしり毛が生えてて、生理的に無理です」

これらが原因で断ったとしても、女性は「臭いからお断りです」と相手に伝えるわけではありません。もし「婚活でお相手と会うけど、誰とも2回目に進まない」という方は、体臭やムダ毛、服装を客観的に見てくれる専門家に相談した方が良いと思います。

◆青ひげ・指毛は清潔感がないのか?

昨年のGWに相談に来た真由さん(仮名・29歳)は結婚相談所で婚活中ですが、2回目デートに進む男性がほとんどいませんでした。個人差は大きいですが、2回目のデートに進む割合は平均3割前後かなと思います。真由さんは1年で15人会って、2回目に進んだ男性は1人だけでした。

もともと人を好きになりにくいタイプで、どの男性と合っても楽しくないし、嫌という思いの方が強いという彼女。2回目デートの約束をしたお一人も、相手のことが良くてというより「断ってばっかりじゃ誰とも結婚できない。えり好みしている場合じゃない」と思ってでした。デートした中でマシな弘毅さん(仮名)に、仮交際希望を出したのです。

去年の春は花粉症の時期でもあり、まだコロナ禍の雰囲気でした。お見合いの待ち合わせではマスク着用だったのと緊張していたのとで、真由さんはあまり弘毅さんの顔をはっきり覚えていなかったそうです。しかし2回目のデートで待ち合わせ場所にいたのは、口の上に青ひげが目立つ男性でした。

◆相手の“指毛”が気になって、話が入ってこない

お見合いではスーツだったために気が付かなかったそうですが、半袖の弘毅さんは腕にもしっかり毛が生えていて、思わず気持ち悪いと思ってしまった真由さん。予約してくれたお店でもエスコートしてくれたのに、メニューを差し出された時の指の毛が気になって仕方ありません。

あまり会話の中身が頭に入らないままデートが終わりました。結婚相談所の担当者に話すと、「気にならなくなるかもしれないし、もったいないからもう一回会ってみたら」と言われます。

「お断りしようか。条件はいい人だし、ヒゲと腕毛・指毛……こんなことで断っていたら誰とも付き合えなさそうだし……どうしようか」と分からなくなって、私のところへご相談にやってきたのでした。

◆人は自分の好みを、意外と分かっていないもの

「ヒゲや指毛、もじゃもじゃな腕って、見慣れるものでしょうか?」
「それは人によりますよ。コミュ力など外見以外の条件だって、気になっても目をつぶれる人もいれば、そうではない女性もいますよね。真由さんはこれまでどういう基準で、お見合いする男性を決めていたのでしょうか?」