「MAXラーメン」(900円)/横浜家系ラーメン 町田商店 太平通店

写真拡大

2017年も残すところ約1か月。今年も数多くのラーメン店が東海エリアにオープンした。そのなかでも、“ご当地ラーメン”をテーマに、この1年の間にオープンした注目の5店舗を厳選して紹介する!

【写真を見る】7枚のチャーシューが美しく盛られたチャーシュー麺(850円)/博多ラーメンhiro

■ 八王子ラーメン/「八麺」(名古屋市中区)

昭和30年代に東京・八王子市で誕生した、刻みタマネギと醤油ベースが特徴の「八王子ラーメン」。そんな八王子ラーメンが味わえる店「八麺」が、2017年6月に名古屋・栄にオープンした。透き通ってあっさりしたスープは、飲み干したくなる旨さで細麺との相性も抜群。また、スタッフの祖母が石川県の能登で栽培したというタマネギは、辛味が少なく、生で食べてもおいしい。

六輪華ラーメン(1000円)は、花のように6枚のバラチャーシューが盛り付けられたインパクトのある1杯。柔らかさと脂の甘味に満たされる。

■ 横浜家系ラーメン/「横浜家系ラーメン 町田商店 太平通店」(名古屋市中川区)

横浜の「吉村家」を源流に、全国にその名を知らしめる横浜家系ラーメン。豚骨醤油スープに、中太麺を合わせ、海苔、ウズラの卵、ホウレンソウのトッピングが定番のクセになるご当地ラーメンだ。そんな横浜家系ラーメンで関東地方を中心にも展開する「横浜家系ラーメン 町田商店」が、2016年12月に名古屋市中川区に上陸した。

この店の人気メニューは、チャーシュー3枚、海苔6枚、味玉入りでボリューム満点の「MAXラーメン」(900円)。低加水と長時間熟成によるモチモチ食感の自家製中太麺で、噛むほどに旨味を感じる。クリーミーで甘味のある豚骨スープに生姜の酢漬けや豆板醤、ニンニクなど、卓上の調味料を加えながら、味の変化を楽しみたい。

■ 沖縄そば/「沖縄そばの店マドカ」(名古屋市東区)

小麦粉で作る太めの麺に和風ダシを合わせ、豚の角煮やカマボコをのせる沖縄そば。その沖縄そばのなかでも有名なソーキそばを味わえる店「沖縄そばの店マドカ」が、2017年9月、名古屋市東区にオープンした。

「沖縄そばの店マドカ」のソーキそば(900円、夜、土曜・日曜は972円)は昆布とカツオで丁寧に取ったダシと、ツルリとしたコシの強い麺を使う。具には柔らかく煮込んだソーキや、沖縄から取り寄せたカマボコ、モズクがのる。コーレーグース(島唐辛子の泡盛漬け)を入れて、味に変化を付けるのもオススメだ。

■ 札幌ラーメン/「麺屋 たかまさ」(愛知県春日井市)

2017年5月、愛知県春日井市にオープンした「麺屋 たかまさ」。この店では北海道出身の店主が手掛ける札幌ラーメンが味わえる。札幌ラーメンといえば、味噌をベースにしたスープが主流で表面をラードで覆うのが特徴。本場の味を丁寧に再現しながら、スープには名古屋コーチンを使用し、仕上げ油も控えめにするなど、独自のアレンジが加えられた一杯となっている。

看板メニューは、あっさりした鶏ガラスープにコクのあるブレンド味噌を合わせた「旨味噌ラーメン」(750円)。北海道の製麺所から取り寄せたコシが強く、スープによく絡む縮れ麺を使う。トッピングには強火でさっと炒めたモヤシや、斜め切りしたネギがのり、食感の良さが際立つ。

■ 博多豚骨ラーメン/「博多ラーメンhiro」(三重県伊勢市)

白濁の豚骨スープに、ストレートな極細麺が特徴の博多豚骨ラーメン。2017年4月に三重県伊勢市にオープンした「博多ラーメンhiro」では、幅広い世代に親しまれるラーメンを目指した豚骨ラーメンが味わえる。豚骨独特の臭みを丁寧な下処理によって抑え、長時間炊き上げることで旨味を抽出した濃厚なスープが自慢だ。

この店のオススメはチャーシュー麺(850円)。7、8枚のるチャーシューは薄めで、脂がしつこくなく食べやすい。風味のいい青ネギや、コリコリしたキクラゲと合わせて味わおう。

ここで紹介した店は、新しくも人気店ばかり。寒い冬に忙しくて旅行に行けない人も、これらのご当地ラーメンを食べれば、ちょっとした旅行気分が味わえるかも!【東海ウォーカー】(東海ウォーカー・丹羽由芽)