逆にぺしゃんこに!美容師が教えるスタイリング剤のNG使用法

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今日は大切な日。スタイリング剤をつけてばっちり決めたのに、あっという間にぺしゃんこに……。実はそれって間違ったスタイリング剤のつけ方が原因かもしれません。

スタイリング剤はふんわりさせたり形をキープする効果がありますが、つけ方によっては逆にぺしゃんこになったりと、マイナスに働いてしまうことがあるんです。

そこで今回は美容師の筆者が、多くの人がやりがちな整髪料のNG使用法についてお伝えします。

■やりがち!スタイリング剤のNG使用法

(1)ワックスなどを根元からつける

ふんわりさせようと根元からスタイリング剤をつける方もいらっしゃいますが、実はこれNGなんです。特にワックスなどの油分が多いものは、根元につけることで重みでぺたっと髪が寝てしまい、その後どうスタイリングしようと、ふんわり立ち上がりにくくなってしまいます。

(2)効果を期待して、多めにつける

ふんわりさせようと、適切な量より多めにつけるのも、効果が半減してしまいます。たくさんつけることにより逆に重みが増して、髪がぺしゃんこになってしまうんです。使用量を守って、なじませるようにしてくださいね。

スタイリング剤の裏などに書いてある量より少し少な目からスタートしてつけていけば、失敗しなくてすみますよ。

(3)前髪やトップからつける

1番気になるところって多くの人にとって前髪やトップなので、そこからつけ始める方も多いのですが、これもぺちゃんこ髪になってしまう理由のひとつ。

1番最初につけることでスタイリング剤がつく量が多くなりやすく、あっという間にぺしゃんこになってしまうこともあります。前髪とトップは毛量も多くありませんので、毛量が多めのえり足からつけると失敗が少ないでしょう。順番としては襟足、もみあげ、中間、トップの順番がオススメです。

いかがでしたか? スタイリング剤でのぺちゃんこは、ほとんどの場合重みが原因です。またスタイリング剤をつける前には、ドライヤーなどで根元を立ち上げて、ある程度かたちをつけてから使用することでよりセットがきれいに決まりますよ。

【筆者概略】

小泉順一朗・・・ 美容師。都内美容室勤務を経験後、22歳で『川田美容室』を設立。お客様が楽しくなるサロン作りをコンセプトとしており、HP・ブログ・LINE@などでも日々のケアなどを発信。アフターフォーローにも務めている。

【画像】

※ ATeam / shutterstock