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スマホやタブレットが身近になった現代、大多数の人々がウェブサービスを何かしら利用していると思います。特にfacebookやmixiなどのSNS、twitter、Googleのサービスは毎日ログインしている人も多いでしょう。

しかし、もし自分が死んでしまったら、それらのアカウントはどうなってしまうのでしょうか?連絡先などのプライバシー情報がウェブ上にそのまま残るのは不安ですよね。死んだことを知らない友だちがメッセージを送ってしまう可能性もあります。

近年では、写真や文書といったユーザーのデジタルデータのことを「デジタル・アセット(デジタル資産)」と呼び、死後どう取り扱うべきか議論が活発化しています。各企業の対応をまとめてみました。

■各種サービスの対応は

facebook:家族または友人がリクエストフォームで死亡申請できます。死亡を証明できる書類(死亡記事またはニュース記事へのリンク)が必要。故人は追悼アカウントに切り替えられ、プライバシー保護のために連絡先やステータス更新情報が削除されます。タイムラインは追悼バージョンになります。

twitter:facebookと同じく、家族や友人が必要書類をtwitterに提出し死亡申請します。アカウントのログイン情報は完全に非公開となり、権限のある遺産管理人または故人の家族とともにアカウントが削除されます。

Google:2013年4月、「アカウント無効化管理ツール」をリリース。ユーザーが設定した一定期間(3ヶ月〜18ヶ月)以上アカウントの利用がなかった場合、データを自動消去してくれます。タイムアウト期間の1ヶ月前にアラートが送られるので、誤ってデータを削除する心配はありません。

信頼できる連絡先をあらかじめ設定しておき、家族や友人にデータを引き取ってもらうこともできます。対象はGmail、YouTube、PicasaなどのGoogleサービスです。

mixiやYahoo!メールでは特に規約はありませんでした(2013年8月20日現在)。

■死後、遺言を自動投稿してくれるアプリも

facebookに特別なコメントを残したい場合は、死後ビデオまたはテキストメッセージを投稿してくれる「If I die(もしも私が死んだなら)」というfacebookアプリもあります。

家族など3名のfacebookアカウントを事前に「信託先」として選び、3名がユーザーの死亡を確認すると、友人向けに遺言メッセージが自動投稿されます。亡くなった友だちからビデオで生前の姿を見せられたら、感動で泣いてしまいそうですね。

現実には死去していても、オンライン上では生死が区別されず、アカウントは生き続けます。みなさんも一度死後の「デジタル・アセット」について考えてみてはいかがでしょうか。

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【参考】https://www.facebook.com/help/contact/305593649477238

https://support.twitter.com/articles/489599-

https://support.google.com/accounts/answer/3036546?hl=ja

(ライター:らいら