「子どもを持つと、お金がかかる」というのは良く聞く話。だがハリウッドでは、「家族が増える=もうかる」ことが多いらしい。

特に女性セレブにとって、子供ができることはニュー・アルバムのリリースや大ヒット映画への出演よりも、はるかに注目とお金を集めることがある。ひとたび妊娠がわかると、そのセレブの価値や利益は上がるのだ。いわゆる「ご報告」から、最初のベビー写真、プロデュースしたブランド、そして意外なところでは「いかに産後ダイエットをしたか」すら、ときに数百万ドルものお金をもたらす。

とはいっても、子供ができた女性セレブ全員がこのケースにあてはまるわけではない。また、『The New York Times』によると、一部のセレブにとって子供を持つことは、自分の下降気味のキャリアを再び盛り上げる要素にもなるという。

一方、中には母親になることで、パーティーガールから稼ぐ母親となったセレブもいる。その一部を<Huffington Post>が挙げてみた。

ニコール・リッチー
「パーティーガール 稼ぐ母親」の代表的存在といえばニコール。悪友パリス・ヒルトンとともに出演したリアリティー番組『シンプルライフ』で有名になり、激ヤセやDUI(麻薬や飲酒の影響下での危険運転)でも世間を騒がせた。だが2008年、ボーイフレンドだったジョエル・マッデン(グッド・シャーロット)との間に娘のハーロウちゃんが誕生したことで事態は一変。

『People』誌へのベビー写真では、なんと100万ドルを手にしたという。2009年には息子のスパロウ君も誕生し、2010年にはジョエルと正式に結婚。ハーロウちゃんの名を冠したブランドをはじめ、現在は人気ファッションデザイナーとして活躍中だ。

ジェシカ・アルバ
ジェシカに関しては、「パーティーガール」という言葉はふさわしくない。だが彼女も、母親になったことで新たなビジネスをスタートした1人だ。2008年と2011年に娘を出産し、2児の母親となったジェシカ。彼女と夫のキャッシュ・ウォーレンは、ベビー写真で150万ドルを手にしたといわれている。

ジェシカはさらに、ビヨンセをはじめとした世のセレブママにベビー写真は売るべきだともコメント。母親になったことがきっかけで、安全な家庭用クリーナーなどのプロデュースにも挑戦した。

マドンナ
かつては「Like A Virgin」等のセンセーショナルな楽曲や、"Sex"本の出版で物議を醸していたマドンナ。1996年に娘のローデスちゃんを、2000年に息子のロッコ君を出産してからは、母親業をウリにしているわけではないが、子供向けのビジネスも展開。これまで、『イングリッシュ ローズィズ』ほか数冊の絵本を発表したほか、ローデスちゃんと共にティーン向けのファッション・ブランド"Material Girl"も立ち上げた。

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