ウィリアム王子のハートを射止めたセクシーな“運命のドレス”

高校卒業後は、スコットランドの名門セント・アンドルーズ大学へ進学(専攻は美術史)。そしてこの学び舎が、まさにローティーン時代の憧れの人&運命の人ウィリアム王子との出会いの場に! 

もともと同じ美術史を専攻していたウィリアム王子(のちに地学へ転科)が、2002年、学内で開かれたチャリティ・ファッションショーで、華麗にランウェイを歩くケイトさんにひとめ惚れ。大学時代、王子は他の一般学生たちと地味にルームシェアをしていたのですが、後にケイトさんがルームメイトのひとりになったことも手伝って、ふたりの仲は急接近。ウィリアム王子の猛プッシュで二人の交際が始まったのです。

そのファッションショーのランウェイでケイトさんが着ていたのが、このシースルーの大胆ミニドレス。黒のアンダーウェアがかなりセクシーだけど、むしろその健康的なスタイルの良さにホレボレしてしまうほどで、これなら王子に見初められるのも大いに納得! ちなみにこのドレスは最近オークションにかけられ、日本円で約1000万円で落札されています。このドレスの制作費、たったの3800円だったんだとか。

王子との交際スタートで大注目を浴び、一躍ファッションセレブに!

こうして、学校近くのパブなどでいかにも学生的なデートを楽しんだり、時には慣れない学生生活に悩むウィリアム王子にケイトさんがアドバイスしたりと愛を育んでいったふたり。イギリス国内ではわりと早くからメディアが嗅ぎつけていたようだけど、その仲が広く知られるようになったのは2004年、ウィンザー家恒例のスキー旅行(スイス)にケイトさんが同行したのを世界各国のメディアが報じてから。大学時代の王子にはイギリス王室とメディアとの取り決めで報道規制があったためパパラッチ攻勢はなかったものの、美貌のケイトさんはもちろん、たびたびその姿をパパラッチされるようになりました。

2006年にはコーンウォール公爵夫人(カミラ夫人)の娘の結婚式に参列したり、王立陸軍士官学校のパレードに出席したりという“公式行事”に顔を見せ、さらにクラブカルチャーのメッカでもあるリゾート地、イビサ島でバカンス中のはしゃいだふたりの水着姿が撮られたことも。この時のケイトさんの真っ白のビキニは、スタイルの良さを際立たせていると称賛されたり、逆に、ニップレスなどの対応をしていなかったことで「プリンセス候補なのに無防備だ」と批判されたりと、良くも悪くも話題になりました。




こうして、この頃から「婚約間近!」という報道合戦の過熱と共に、パパラッチの格好の“標的”になってしまったケイトさん。ウィリアム王子はパパラッチに追いかけられた末にパリで事故死した母ダイアナ元妃のこともあり、かなり神経質になっていたようなのですが、ケイトさん人気はうなぎのぼり。普段、「TOPSHOP」や「H&M」などの庶民派カジュアルショップの服をうまく取り入れたセンスが注目されるようになり、アメリカの人気雑誌「ピープル」誌や「ヴァニティフェア」誌でベストドレッサーに選ばれるほどに。

実はケイトさん自身もファッションに高い関心があり、大学卒業後にアクセサリーのバイヤーとして、ブランド「ジグソー」に就職しています。けれど2年ほど働いた後の2007年に、今度は写真家になりたいという理由で退社しました。いろんなことに好奇心旺盛な性格を感じさせますね。