欧米では常識といわれるも、日本ではなかなか浸透しないアンダーヘアのお手入れ。そんな中、最近では日本でもようやく「VIO脱毛」と呼ばれる、アンダーヘア脱毛の認知度が高まっています。ただ実際のところ、実施している人はどのくらいいるのでしょうか?

デリケートゾーンのケア「何もしていない」が7割以上! 

医療脱毛専門院『リゼクリニック』では都内20〜40代の女性を対象に、「デリケートゾーン」と「アンダーヘア」に関する意識調査を実施しています。まずはアンダーヘアに限らず、「デリケートゾーン」のお手入れについての現状について質問。その結果は以下の通りとなっています。

現在のデリケートゾーンのケア

特別なケアは何もしていない……72.1%

脱毛をしている……18.2%

専用の石鹸を使用している……4.8%

化粧水・乳液等で保湿をしている……3.9%

ウエットシートを使用している……3.6%

黒ずみ対策のクリーム等を使用している……1.2%

全体の7割以上は「何もしていない」と回答。やはり日本ではデリケートゾーンをケアする習慣が浸透していないことが分かります。では何もしていない人は、特にトラブルなどはないのでしょうか?

アンダーヘアの脱毛に無頓着なのは、やはり「見えない」ことが大きいのでしょうか?

全体の7割がデリケートゾーンのケアを何もしていない現状を踏まえ、今後は「デリケートゾーンのトラブル」について、経験したことがあることを複数回答で尋ねています。その回答は以下の通りです。

経験したことがあるデリケートゾーンのトラブル(複数回答)

衣服からアンダーヘアがはみ出る……43.9%

デリケートゾーンの蒸れ……41.8%

アンダーヘア周辺のかゆみ・かぶれ……39.1%

おりもの……33.6%

経血のもれ……32.1%

デリケートゾーンのニオイ……29.4%

性病……4.2%

1位は「衣服からアンダーヘアがはみ出る」(43.9%)。これこそ「VIO脱毛」で解消できるトラブルですが、何もせずにそのままという人が多いことが分かります。

女性の8割はアンダーヘアが「気になる」けど、処理は「たまに」がトップ!

では女性たちの中で、アンダーヘアの存在について「気になる」人はどのくらいいるのでしょうか? その結果を円グラフにしたのがこちらです。

いくら処理をしなくても、全く気にならない人はむしろ少数派です。

「とても気になる」と「少し気になる」を合わせると、80.6%に。つまり全体の8割は多かれ少なかれ、アンダーヘアを気にしているのです。ちなみに年代別の回答をみると、20代と30代ではどちらも「とても気になる」と答えた人は40.0%。しかし40代になると、その数値は19.1%と激減しています。一方「気にならない」と答えた人は20代だと9.1%ですが、30代になると17.3%、40代になると31.8%と、歳を重ねるごとに増えていくのです。

ではアンダーヘアが気になる若い世代は、脱毛や剃毛などの処理をどのくらいの頻度で行なっているのでしょうか?そこで20代と40代の処理事情を比較してみました。

アンダーヘアの処理事情(20代)

もちろん、常に手入れをしている ……20.9%

たまに手入れをしている……48.2%

昔していたが、いまは無頓着……12.7%

これからチャレンジしてみたい……12.7%

これからもする必要はない ……5.5%

アンダーヘアの処理事情(40代)

もちろん、常に手入れをしている ……10.0%

たまに手入れをしている……37.3%

昔していたが、いまは無頓着……18.2%

これからチャレンジしてみたい……9.1%

これからもする必要はない ……25.5%

アンダーヘアに敏感な20代ですが「常に手入れをしている」のは20.9%。一番多いのは「たまに手入れをしている」で、その傾向は20代でも40代でも変わらないようです。ただ「これからもする必要はない」は20代だと5.5%ですが、40代になると25.5%で一気にアップ! 「昔していたが、いまは無頓着」の数字が極端にアップしているわけでもないので、そもそもの価値観の違いがあるようです。

「する必要がない」と考える割合は明らかに減っていることを考えると、もう何十年後には絶滅し、処理が当たり前になるかもしれませんね。

【調査概要】
調査媒体:医療脱毛専門院『リゼクリニック』
調査対象:都内20〜40代の女性330名
調査期間:2017年10月20日〜10月21日