土産と寿司で北海道の海鮮を満喫できる札幌シーフーズ

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北海道の旬のネタが味わえる新千歳空港の立ち食い寿司屋「五十七番寿し」は知ってますか? 実はフロアマップに載っていない知る人が知る隠れた名店なんです。

時間を問わずにぎわう五十七番寿し。サクッと食べて帰る人がほとんどなので、昼時以外は待ち時間が少ない

なかなか見つからないのも当然。「五十七番寿し」は、国内線ターミナル2階の海産物土産店「札幌シーフーズ」内の寿司屋。山海の幸を扱う店が集まるゾーン「どさんこ産直市場」の奥で営業しています。

■ 超穴場「五十七番寿し」で北海道の旬のネタを堪能

五十七番寿しがある札幌シーフーズは、道内各地で水揚げされた魚介が集まる札幌市中央卸売市場の水産仲卸業者。その日にせり落とした新鮮な魚介を同店に直送。常時70種のネタがそろいます。例年9〜10月頃には1本8万円相当する鮭児(けいじ)を、11〜1月頃には産卵数が少ない幻のエビ・ブドウエビといった希少なネタが味わえます。すぐ品切れになるので、要チェックです。

注文は簡単。テーブルの上にあるタッチパネルで好みのものをタッチするだけ。メニューの値段と合計金額がすぐに表示され、予算内で味わえます。

せっかくなので注文する前に、おすすめを目の前にいる職人さんに聞いてみるといいですね。その日の良いネタも教えてくれますよ。

「まず、うちで食べてもらいたいのはこれだね」と用意されたのは活ツブ(350円〜)。生きているツブを注文後にさばき、軽く握って皿の上へ。コリコリとした食感が小気味良く、噛むほどにツブのまろやかな甘みが広がります。

生のズワイガニの脚(650円〜)は、身がしっかり詰まっていて食べ応え抜群。口の中で柔らかな身がほどけ、カニのうま味が濃厚〜!

五十七番寿しで食べるべき3つ目のネタは大トロ(650円〜)。市場で上質なものを見極めているという自慢の逸品で、脂身と赤身のコントラストが美しい! もちろん味は絶品。舌の上で脂がとろけだし、ジワ〜ッとうま味が口いっぱいに。ちょっぴり甘めのシャリと絶妙にマッチしています。

職人さんいわく「魚介のうま味を引き立たせるために、白身と赤身でシャリを使い分けているんだよ」。淡白な味わいのネタには、コクのある赤酢と米酢をブレンドしたものを。赤身などのこってり系には米酢を使っているのだそう。

イクラ(300円〜)やサーモン(250円〜)、イカ(250円〜)などの定番ネタも美味。特にイクラは、海で水揚げしたサケの卵を醤油漬けにした札幌シーフーズのオリジナル商品「北の宝石箱 鮭いくら醤油漬け」(3800円)を使用。柔らかく濃厚な風味を味わって!

■ 自宅用の一夜干しから、ギフト用の高級タラバまで海産物が多彩!

五十七番寿しで満足した後は、お土産探しをお忘れなく。札幌シーフーズの海鮮土産は品質の良さに定評があり、仲卸業者なので価格も手ごろです。「うにバター焼きおにぎり」(2個入り500円)のほか、生のカニや干し魚、イクラの醤油漬け、魚介を使った調味料などバラエティ豊かな商品が100種以上! 見ているだけでワクワクします。

札幌シーフーズで長年人気NO.1を誇る商品が、「北の宝石箱 あわび松前漬」2800円。

函館近海のスルメイカと、道南・南茅部の海で獲れたコンブ、大ぶりのカズノコで作った松前漬けに、こだわりのイクラ、うま味が濃厚な蝦夷アワビを合わせた超豪華な商品です。

パッケージを開けると、北海道の海の幸がまるで宝石のようにキラキラ輝いてる! お酒のつまみとしてそのまま味わうのはもちろん、ご飯のお供にも最高〜♪

店長さんのおすすめは、干し魚です。市場で買い付けた魚を自社工場で塩干しにしたもので、焼くと身がふっくらジューシー。脂のりの良いサンマや、身が分厚く柔らかな縞ホッケを自宅でも楽しんでくださいね。

※寿司や干し魚などは時価。季節により価格の変動あり

札幌市中央卸売市場水産仲卸札幌シーフーズ ■住所:千歳市美々 新千歳空港国内線ターミナルビル2F ■電話:0123・45・6767 ■時間:7:30〜20:00、五十七番寿し9:00〜20:00(LO19:30) ■休み:なし ■座席:12席(スタンド・禁煙)

【北海道ウォーカー編集部】