村上春樹の表紙デザインを手掛けた「イラストレーター 安西水丸」の大規模展 - 初の作品集も発売

写真拡大

村上春樹の装丁などを手掛けた、イラストレーター安西水丸の展覧会「イラストレーター 安西水丸」展が、ジェイアール京都伊勢丹で開催される。期間は、2016年6月17日(金)から7月10日(日)まで。

[ この記事の画像をもっと見る ]

イラストレーターとして1970年代より活躍を続けた安西は、漫画、絵本、小説やエッセイの執筆、翻訳など、枠にとらわれることなく、多様な活動を行っていた。その作品は、どれも柔らかくユーモアに溢れ、ときに優しく、ときに鋭く、みる者を魅了する。また生前親交の深かった村上春樹とは、公私に渡り関係を深め、書籍の装丁なども手掛けた。

本展では、4つの章にわけて「小さい頃よりずっと絵を描くことが好きだった」と語る安西の幼少期から晩年に至るまでの軌跡をたどる。イラストレーションの作品を中心に、約600点の作品を展示。さらに、村上春樹をはじめ、親しい間柄だった嵐山光三郎、和田誠との仕事も同時に紹介する。

また、特別展示として「身の回りの宝物(愛用品)」も公開。ひとつの時代を風のように駆け抜けた安西の大規模作品展となる。なお、6月下旬には、初の作品集『イラストレーター 安西水丸』(クレヴィス刊)も発売を予定している。

【イベント詳細】
「イラストレーター 安西水丸」展
開催期間:2016年6月17日(金)〜7月10日(日)
会場:美術館「えき」KYOTO(京都駅内ジェイアール京都伊勢丹7F)
住所:京都府京都市下京区東塩小路町657
入館料:一般 800円(税込)、高・大学生 600円(税込)、小・中学生 400円(税込)
 ※展覧会はほか巡回予定。

■作品集『イラストレーター 安西水丸』
価格:2,500円(予定)
発売時期:2016年6月下旬
仕様:240ページ、オールカラー、B5判