カップラーメン最新事情!変わり種&チョイ足しがブーム
有名店とのコラボやご当地モノなど、さまざまな商品が毎月のように発売されるカップラーメン。
【写真を見る】「カップヌードル ライトプラス バーニャカウダ」(写真左)はシンプルなパッケージデザイン。ラタトゥイユ味(同右)も同時発売
「カップヌードル トムヤムクンヌードル」(日清食品)が爆発的なヒットを記録し、生産が一時追い付かない状況に陥るなど、近年は“変わり種”がトレンドになっている。そこで新たなムーブメントとなりそうな新商品を追ってみた。
まずは“驚きと楽しさ”がテーマの「スーパーカップ1.5倍 衝撃の泡立ち鶏白湯」(エースコック、216円、4月6日発売予定)。
付属する粉末を入れてかき混ぜると、みるみるうちにスープが泡立ち、表面が真っ白に!それはまるでカプチーノのようで、実際にやってみると“調理の楽しさ”も堪能できる。
見た目の衝撃はもちろんだが、泡立つことでスープもまろやかな味わいになるのだ。
洋風メニューもカップ麺に参戦する。イタリア料理の前菜として定番のバーニャカウダが、「カップヌードル ライトプラス バーニャカウダ」(日清食品、194円)となって3月23日(月)に登場。ラタトゥイユ味も同時発売される。
ニンニクやアンチョビなどの風味で食欲をかきたてるスープに、カボチャや赤パプリカなど、カップ麺では珍しい野菜が6種類入る。食物繊維をレタス約2個分も練り込んだ麺は198kcalとヘルシー。
また、カップラーメンといえば、忙しい時や買い物が面倒な時のために買い置きするケースも多いはず。1つの品で選択肢が広がるのが「2WAYどっちーも 豚骨醤油味」(エースコック、216円、3月16日発売)だ。
液体スープを入れるタイミングや湯切りの有無など、作り方によって1つのカップラーメンで“汁あり”ラーメンと“汁なし”油そばを選べる。
お次は趣向を少し変えて、カップラーメンマニアが勧める商品を紹介。
「杵もちらーめん」(大黒食品工業、205円)は、ブログ「一生涯カップ麺しか食いません。」を運営し、1日に最高8食も食べたことがあるというチリチリさん&ねんごろさんも「なかなかない組み合わせですね。食べてみると、越後製菓の杵つきモチに醤油ベースのスープがしっかり染みて、まるでお雑煮のよう」と語る異色作だ。
これまで紹介してきた“変わり種”以外に、もう一つブームとなっているのが“ちょい足し”。ディスカウントストアの大手、ドン・キホーテがプライベートブランド「情熱価格」からリリースしている「情熱価格×味源 カップラーメンが更に旨くなる魔法の粉」シリーズは、発売から3カ月連続でスパイス部門において1位になるなど人気を博している。
実はこの「魔法」シリーズ、食品メーカーの味源がカレーや缶詰用に作ったもの。メーカーとしては推奨していないはずだが、実際にカップラーメンが旨くなるのか実験してみた。
まずは「レトルトカレーが更に旨くなる魔法の粉」(378円/50g)。実際に入れてみると、ニンニクの風味がプラスされ、味に深みが加わった。
さらにチーズの粉末や隠し味のゴマが溶けあうことでややとろみが付いて、食べ応えが格段にアップ。ただし、味が濃くなるため、途中でプラスするのがおすすめだ。
続いては「缶詰が更に旨くなる魔法のオイル」(378円/8袋)。パッケージには魚系も肉系もOKと明記してあったが、缶詰といえば魚のイメージが強いので、今回は魚介ダシの効いた淡麗系のカップラーメンで実験。
少し垂らすと和テイストでさっぱりしていたスープが一変!まろやかな味わいで、口のなかにはハーブの爽やかさが広がり、パスタスープのよう。いきなりイタリアンへと大変身を遂げた。
ラストは「ビールが更に楽しくなる魔法のエキス」から、マンゴー味(378円/8袋)をチョイス。これだけは、何がどうなるか予測もつかないのでカップラーメンも5種類用意。
食べてみると、淡麗魚介系やミルキー魚介系、ベーシックな醤油はそれぞれ味がケンカし合ってNG。しかし、カレー味に入れると、まるでお子様用の甘口カレーに!
そして驚いたのは、トンコツだ。トンコツの風味やコクにマンゴーの甘みが融合して、マイルドな甘さの東南アジアにありそうな麺料理に!クセはあるものの試す価値あり。
モノによっては予想を覆すカップラーメンの“ちょい足し”。時にはもったいない結果になるが、ぜひ挑戦してほしい!【東京ウォーカー/記事提供=週刊ジョージア】
※記事の内容は、無料スマホマガジン「週刊ジョージア」から一部抜粋、再構成したものです