ピンクに塗られたスウェーデンの刑務所の効果「攻撃的な感情を抑制」
スウェーデンにある刑務所の部屋がピンクに塗り替えられたそうです。「クールダウンピンク」という名のこのプロジェクト、ピンク色には、人間の怒りや攻撃的な感情を抑制する作用があるということで、受刑者の気持ちを落ち着かせるために始められたのです。
「通常ピンク色の作用は15分程で始まりますが、この刑務所では囚人たちを2時間ピンク色の小部屋に入らせます。」と語るのは心理学者のダニエラ・スパス氏。
このプロジェクトからはいい結果が得られているというのは専門家の話ですが、囚人たちは「小さな女の子の部屋にいるようで侮辱的」だと反発しているようです。
ピンク色の作用を利用しているのは刑務所だけではありません。「ドランクタンク」とも呼ばれる、逮捕された泥酔者たちが酔いがさめる迄入れられる留置所をピンクにした警察署もあるようです。
警察の広報であるビエンネ氏は「部屋がピンクになったおかげで入ってくる泥酔者たちがおとなしくなったし、すぐに眠りにつくようになりました」と効果を語っているようです。
アイオワにあるキニックスタジアムでは、相手チームのロッカールームをピンク色に変えたそうです。それにより相手チームが少しでも消極的に試合に挑むことになればいいと考えたのはチームのコーチでした。
2006年テキサスの刑務所では、受刑者が再び刑務所に戻るのを防ぐために囚人服をピンクにしたそうです。
参考:Jails painted PINK to calm inmates but prisoners complain they are humiliated
http://www.mirror.co.uk/news/weird-news/jails-painted-pink-calm-inmates-2268174
当記事は、ハイブリット翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。