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先月11日、突然の死でエンターテインメント業界に衝撃を与えた米歌手ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)にまつわる思い出の品々が、ハリウッドの歴史的アイテムを扱うオークションに出品されることが明らかになった。

今回登場するのは1992年のヒット映画『ボディガード』で彼女が身につけたベルベッド素材の黒いドレスとイヤリングで、今月末行われるオークションで最高値入札者に売り渡されることになる。

セレブ競売人のダレン・ジュリアン(Darren Julien)氏によれば、ソウル界唯一無二の歌姫ホイットニーの死後、彼女に関連する品はたちまち「歴史的アイテム」のステイタスに上り詰めたということで、今回のオークションで伝説の喜劇王チャーリー・チャップリン(Charlie Chaplin)のステッキや往年の大スター、クラーク・ゲイブル(Clark Gable)が『風と共に去りぬ』で身につけたジャケットなど映画史における象徴的アイテムの数々と肩を並べることからもその価値の高さがうかがわれる。

「こういった品々はある種の投資と見なされていて、株式と同じように売買されています。買い時に買って売り時に売ることで、どんどん価値が高まっていくわけです」と米Fox Newsに語ったジュリアン氏は、「実物に会って言葉を交わすことももはや叶わないホイットニーのファンにとって、彼女の生きた証である品々は、たとえもう本人とは触れあえないとしても、彼女を身近に感じられる貴重なものなのです」と説明する。

黒のドレスは原価1000ドル相当、真珠のイヤリングは600ドル相当とのことだが、オークションではどちらにもそれをはるかに超える高値がつくと予想されている。同映画でホイットニーが身につけた衣裳からは、この他にもベストが400ドルから落札可能だということ。

ハリウッド・レジェンド・オークションと題されたこのオークションは、3月31日および4月1日の2日間にわたって開催され、落札希望者はオンライン、電話、もしくは当日会場で入札することが出来る。また、多くのアイテムは3月19日にビバリーヒルズのジュリアンズ・オークションズにおいて無料で一般公開されることとなっている。「ホイットニーの偉大なる生涯を祝うためにも、出し惜しみはしません。これら品々は彼女が世を去ったことで歴史の一部となったわけで、博物館などに飾られてもおかしくない貴重なものです。ホイットニーは他に類を見ない輝かしいキャリアを後世に遺してくれたのですから」とジュリアン氏は締めくくった。

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