他の人には優しくできるのに、なぜか夫にだけ優しくできない……。そんな悩みを抱えている女性は、実は結構いるそうです。なぜ、夫にだけ優しくできないのでしょうか?

「夫にだけ優しくできない妻の心情」と「夫にだけ優しくできない人の改善方法」を解説していきます。夫に優しくできなくてお困りの方は、参考に読んでみてくださいね。

夫にだけ優しくできない妻の心情とは?

まず始めに、夫にだけ優しくできない妻の心情から解説していきます。


共働きなのに家事の負担が大きい

近年、共働き家庭は増えてきていますよね。しかし、共働きの場合は、当然ながら働いた後に家で家事が待っています。夫婦で協力して家事をしていれば負担は半減しますが、夫の協力がない場合は1人で家事をしなければなりません。

疲れているのに夫が何もしてくれなかったり、体調が悪い時に気遣ってくれなかったりすると、嫌気がさしてしまいますよね。せめて、自分のことは自分でやってほしいと苛立ってしまうことも少なくありません。


育児・介護が妻任せ

家事だけでなく、育児や介護がある場合にも負担がしわ寄せされることがあります。自分の親であればまだしも、夫の両親となると尚更精神的な負担も大きくなりがち。

また、育児をしないのに口だけ出す夫に「何様?」とストレスが溜まって、夫に優しくできなくなる妻も多いようです。家事・育児・介護を分担したり、負担にならないように工夫したりできないと、精神的にも肉体的にも限界がきてしまいます。そして、夫に優しくする余裕もなくなってしまうのです。


コミュニケーション不足

夫とのコミュニケーション不足が原因で、優しくできなくなる場合もあります。一緒に住んでいても会話が少なかったり、一緒に出掛けたりしなかったりするパターンです。このような家庭内別居に似た状態が続いている場合にも、夫に優しくできなくなってしまう可能性が高いのです。

また、会話をしないことに慣れて、いざ会話をしても素っ気なく、一言で終わることもあるでしょう。


何もしてくれないことに不満や苛立ちがある

妻が家事や育児などで忙しくしているのに、夫はゲームをしたり寝転がってテレビを見たり……。自分ばかり好きなことをしていると感じる時にも、不満や苛立ちは溜まりますよね。

何もしてくれない夫には優しくする気になれず、「むしろ私に対して優しく気遣ってほしい!」と不満や苛立ちが溜まっている妻も多いです。こうした夫の行動に嫌気がさして離婚を考える人も少なくありません。


夫にだけ優しくできない人の改善方法

それでは、夫にだけ優しくできない人は、どうしたらいいのでしょうか? いくつか改善方法を紹介します。


不安や不満を伝える

1つ目の改善方法は、単刀直入に夫に不安や不満を伝えることです。「実は家事が負担になっていてしんどいんだけど……」「育児や介護を分担できないかな?」と、打ち明けてみてください。

しかし、不安や不満だけを伝えてしまうと、喧嘩になることがあります。ポイントは、感謝の気持ちも合わせて伝えることです。


家事や育児の分担をする

2つ目の改善方法は、家事や育児の分担をすることです。家事・育児・介護の分担ができていない場合には、分担をすることで気持ちが楽になることがあります。

洗濯物・ゴミ捨て・お風呂掃除は夫が担当し、料理や細かい家事は妻が担当するなど、それぞれが得意なことや、やりやすいことを分担しましょう。


積極的にコミュニケーションをとる

3つ目の改善方法は、夫と積極的にコミュニケーションをとること。コミュニケーション不足が原因で夫との関係が悪くなり、夫に優しくできないパターンも少なくありません。そんな時には、夫とコミュニケーションやスキンシップを少しずつとるようにしてみてください。


自分だけでなんとかしようとしない

4つ目の改善方法は、自分だけでなんとかしようとしないことです。共働き家庭では、お互いに忙しく残業になる場合や帰宅時間が遅くなる場合が多いのではないでしょうか?

そうなると、家事や育児をする余裕がなくなってしまいますよね。両親に子どもの面倒を見てもらったり、保育園などの施設に預けたりして他人を頼ることも大切です。家事まで手が回らない場合には、家事代行サービスを利用するのもおすすめ。

また、食事だけでもラクしたいと思うのであれば、惣菜やお弁当を購入したり出前を頼んだりすることでも解決できます。夫を頼れない場合に自分だけでなんとかしようとすると苦しくなってしまうので、上手に立ち回ってみてくださいね。


おわりに

夫に優しくできない妻の心情は様々です。特に多いのが、コミュニケーション不足や夫の至らなさが原因のパターンです。

夫にだけ優しくできない…… とお悩みの方は、直接不安や不満を伝えたり相談したりすることも考えてみましょう。家事代行サービスを利用するのも方法の1つです。少しでも負担が少なくなるよう、自分なりに工夫することが大切ですよ。