ホルモンバランスや生活習慣の乱れからできてしまう“大人ニキビ”。原因は一体なんなのでしょうか?

詳しいお話を「天下茶屋あみ皮フ科クリニック」副院長の山田ちいほ先生に伺いました!

ニキビができやすい場所の特徴について

出典: 美人百花.com

Tゾーン(おでこから鼻)

思春期ニキビの好発部位です。また、睡眠不足や脂質の過剰摂取などの不摂生の影響を受けやすい部分。ストレスによる自律神経の乱れの影響も受けやすく、下痢を繰り返すなど腸が弱っている場合にもできやすいです。

皮膚のターンオーバーが遅くなって毛穴がつまり白ニキビができやすい部分。飲酒や乱れた食生活(糖質・脂質過剰)などで肝臓に負担がかかっていることもあります。

口周り

ビタミン(特にビタミンB2、B6)やミネラル不足の影響を受けやすい。胃が弱っていることもあります。

Uゾーン(顎からフェイスライン)

大人ニキビの好発部位。特に顎先は生理前にニキビが出きやすい部分で、生理が終わると自然になくなるのが特徴。男性ホルモンの影響も受けやすく、生理前の一時期だけでなく、慢性的に赤ニキビが続いている場合はホルモンバランスの乱れや更年期障害(特に冷えのぼせタイプ)、婦人科系疾患の影響があることも。

教えてくれたのは

出典: 美人百花.com

天下茶屋あみ皮フ科クリニック 副院長 山田ちいほ先生
近畿大学医学部卒。大阪大学医学部附属病院で研修後、放射線科医としてNTT西日本大阪病院、住友病院に勤務。出産後はイワサキクリニックにてアトピー性皮膚炎や乾癬を中心とした皮膚疾患に携わり、漢方治療を学ぶ。女性として、また2児の母として患者様に寄り添った診療をしている。