[デリケートゾーンのケア方法とおすすめアイテム] 黒ずみ、ニオイ……悩みを一挙解決！
女子ならではの器官といえば、“膣（ちつ）”。生殖機能を司る大切な場所ではあるけれど、なんとなく、女性同士でも話題にしづらい体のパーツです。だからこそ、普段のお手入れ方法や病気の不安など悩みは尽きぬもの。そこで本記事では、デリケートゾーンに関する話題をまとめてご紹介します！
《目次》
デリケートゾーンケアで女っぷりを底上げするデリケートゾーンのお悩みを膣ケアのプロが解消！デリケートゾーンの正しい洗い方と、おすすめのウォッシュセンシティブなデリケートゾーンは、専用アイテムでケアデリケートゾーンのニオイをケアするアイテムと、NGな行動■デリケートゾーンケアで女っぷりを底上げする※本記事は2019年6月26日に初掲載されました※掲載商品は、店頭でのお取り扱いが終了している場合があります。ご了承ください
世界的には「常識」とされるデリケートゾーンケア。日本では積極的な人は少数!? いいえ、今、その意識が変わり始めています。最近ではエチケットとしても考えられているデリケートゾーンケアについて、プロに教えていただきました。
教えてくれたのは……
森田敦子先生
日本における植物療法の第一人者。デリケートゾーンケアの重要性に20年以上前から着目し提唱。執筆や講演、商品開発など多方面にわたり活躍している。品よくしなやかで温かな人柄も魅力。
《肌や髪と同じようにエイジングケアが必要》
「膣まわりも加齢の影響を受けます。普段目にしないため気づきにくいかもしれませんが、30代でも萎縮が始まっていたり、乾燥でガサガサになっている人もいます。放置すると、50〜60代になった時、さらに深刻な不調に悩まされるかもしれません」
《大切なパーツなのに日本人は関心が薄い!?》
「海外では、デリケートゾーンのお手入れは習慣化されていて、家庭や学校、病院で教育を受けるのが当たり前。それに対して日本は20〜30年遅れているような印象を受けます。不快なトラブルは我慢せず、快適に過ごせるようケアしましょう」
《自分で“見る”ことがお手入れの第一歩》
「30代でも、自分のデリケートゾーンをちゃんと見たことがない人は意外と多いもの。女性のカラダを健康に保つためには、膣まわりの取り扱い方を知っておくことが必要。そのためには定期的に見て、触れること。それだけでも意識は変わるはずです」
STEP 1 洗う
洗うアイテムを見直せばトラブルの多くは緩和する
2_敏感肌や赤ちゃんにも使える。コラージュフルフル泡石鹸 ピンク【医薬部外品】 300mL \2,300（持田ヘルスケア）
3_美容成分が豊富でケア効果もあり。ナチュラムーン ボディ用石けん フェミニンクリーンソープ 100g \1,680（ビープル バイ コスメキッチン）
4_天然の乳酸がバランスを調整。ビオトゥルム フェミニンウォッシュジェル 250mL \2,500（おもちゃ箱）
デリケートゾーンの清潔さと快適さを保つ専用の洗浄アイテム。膣内のpH環境に近いものを選ぶと、膣環境は一気に向上します。
STEP 2 潤わせる
乾燥しやすい部位だから顔と同じように保湿したい
2_肌の再生を促して、色素沈着にもアプローチ。ラ ファム デリケートクリーム 110g \4,800（モディッシュ）
3_日本発のデリケートゾーンケアブランド。みずみずしいミルクがサッと浸透。トレスマリア ミルク 100mL \5,000（バルドゥッチ）
4_イギリスの病院でも取り扱われる人気ローション。YES インティメイト・ウォーターローション WB 100mL \3,000（アジュマ）
最も乾燥させてはいけないのに、最も乾きやすい膣まわり。お風呂上がりの保湿ケアを習慣にして、乾燥を阻止しましょう。
☆続きは「デリケートゾーンケアで女っぷりを底上げ！ ニオイ＆乾燥を予防するおすすめアイテム」でチェック
photograph_Hisashi Ogawastyling_Kotomi Sato
text_Akiko Nishimura
（InRed 2019年6月号）
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※掲載商品は、店頭でのお取り扱いが終了している場合があります。ご了承ください
植物療法の第一人者、森田敦子先生にデリケートゾーンケアについて伺いました。
「黒ずみがコンプレックス……」
シルクやコットンの下着で肌をいたわる
フェミニン クリーム 30g※コスメキッチン限定サイズ \980（アンティーム オーガニック／コスメキッチン）
2_黒ずみに働きかける天然由来の複合成分を配合。
ウーマンエッセンシャルズ ブライトニング クリーム 30mL \4,000（BCL）
3_肌に優しく沿うシルクショーツ。
フレアショーツ オレンジピンク×アプリコット \11,800（バサラ シルク ランジェリー）
4_オーガニックコットン使用。
ナナデェコール NEWフロントナチュラルレース \4,200（サロン ド ナナデェコール）
摩擦が黒ずみの一因となることがあるので、天然素材のショーツを取り入れてみましょう。専用の美白クリームでお手入れするのも手。
「ムレて不快。ニオイも気になる」
携帯シートやミストでリフレッシュ
ムレやニオイの原因は、汚れや雑菌が大半です。汗をかいた後や月経時など、気になったらすぐに、シートやミストでササッとケア！
フェミニンバランス リフレッシュスプレー 60mL \2,350（アロマセラピーカンパニー／コスメキッチン）
2_ペーパーに吹きつける、ふき取り専用ミスト。
スウィートボディ デリケートミスト 60mL \900（クレア）
3_アメリカの医薬品メーカー発。持ち運びもスリムな個包装。
サマーズイブ フェミニンクレンジングワイプ ノーマルスキン 16枚入 \400（ビルボックスジャパン）
4_トイレにそのまま流せる使いやすさもうれしい。
アンティーム ハイジーンシート12枚入 \1,500（サンルイ・インターナッショナル）
☆続きは「［生理中かゆい、アソコが匂う……］デリケートゾーンのお悩みを膣ケアのプロが解消！」でチェック
photograph_Hisashi Ogawastyling_Kotomi Sato
text_Akiko Nishimura
（InRed 2019年6月号）■デリケートゾーンの正しい洗い方と、おすすめのウォッシュ※本記事は2019年5月30日に初掲載されました
※掲載商品は、店頭でのお取り扱いが終了している場合があります。ご了承ください
デリケートゾーンケアのためには、まずしっかり自分のデリケートゾーンを観察することが大切だそう。専門家にお話を伺いました。
教えてくれたのは……
産婦人科専門医。聖順会ジュノ・ヴェスタクリニック八田を開院。地域に密着して思春期から更年期まで幅広い世代の女性の診療とカウンセリングを行う。著書に『オトナ女子に知っておいてほしい大切なからだの話』（アスコム）。
【生徒はこの2人！】
ライター仁田、編集H
勇気を出して!? まずは自分のデリケートゾーンを観察！
八田先生（以下、八田）「デリケートゾーンは日本で“陰部”と呼ばれ、古くから隠されてきた部分だったんです。公にしては恥ずかしい場所として扱われてきたんですよ」
編集H（以下、H）「そうですね、友人との間でもなかなか話題にできないかも。タブーな印象があります」
ライター仁田（以下、仁田）「私は妊娠中に助産院で会陰マッサージを教えてもらって。そこからは助産師さんにはあけっぴろげに聞けるようになりましたね」
八田「日本はこういったケアが本当に遅れているんです。いい大人になってもケアできていない人が大半。だから、まずは自分の性器を知ることから始めましょう。鏡で自分がどんな形かを知ることが第一歩。デリケートゾーンのケアはスキンケアと同じ。顔を保湿するとき、鏡を見ながら行いますよね？ それと一緒。まずは自分の形や普段の状態を知らないと。私は女性の性器を毎日何十人も診ていますが、みんな全然違うんです。黒かったり、ピンクだったり、ヒダが大きかったり、小さかったり……。普段から通常時の形を知っていると、不調があったときにすぐわかるんですよ。あと、おりものの色やにおいも月経サイクルで周期的に変化します。いつもと明らかに違うときは、病気の感染に気づく目安にもなりますよ」
デリケートゾーンには“恥垢”がたまる!? 正しい洗い方を女医が指南
H「う〜ん。小さい頃に母親から“大切な場所だから触っちゃダメ”と言われていたもんで……（苦笑）」
八田「そうなんですよね。みんな洗い方を正確に知らないんですよ、習ってこなかったので。欧米では母から娘にしっかり教えるし、学校でも授業で教えるんですけどね」
仁田「私は産後、会陰がキズだらけのときに普通の石けんで洗って痛かった記憶がありますね。“しみる〜！”って飛び上がりました（笑）」
八田「そうですね、デリケートゾーンは薄い皮膚と粘膜が混在している場所なので、通常のボディソープでは刺激が強いんです。できればpH値の弱酸性の専用洗浄剤をおすすめします。汚れやすい部位なので“恥垢（ちこう）”と呼ばれる垢が溜まりやすいため、丁寧に指の腹を使うのがポイント。間違ってもゴシゴシと乱暴に洗わないで。汚いままでいるなんて、顔に目ヤニや鼻水をつけて過ごしているようなものですから。デリケートゾーンのケアも身だしなみのひとつです。もう大人ですからね！」
H「そういえば、洗ったあとは何かケアが必要ですか？」
八田「体と同じで乾燥が気になるようであれば保湿を。腟専用の保湿剤を塗ってあげてください。肌と一緒で手をかけてあげればあげるほど、血流がよくなってツヤツヤになりますよ」
仁田「入浴後、体に保湿剤を塗る延長線でケアすればよいですね！」
こんなウォッシュがおすすめ
コラージュ フルフル泡石鹸 300mL \2,300／持田ヘルスケア
ビオトゥルム フェミニンウォッシュ 250mL \2,500／おもちゃ箱 天然の乳酸や植物エキスがすこやかな状態に整えながら洗浄。
ウーマンエッセンシャルズ ジェルウォッシュ 200mL \3,800／BCLお客様相談室
ピュビケア オーガニック フェミニン シフォン ソープ 220mL \2,100／たかくら新産業
トレスマリア ソープ 180g \3,800／パルドゥッチ
アンティーム フェミニン ウォッシュ 120mL \2,000／サンルイ・インターナショナル
☆続きは「放っておくと“恥垢”が増える!? デリケートゾーンの正しいケア方法や“ながら膣トレ”を女医が徹底解説！」でチェック
（リンネル編集部）text: Tokiko Nitta
illustration: Sayaka Yokomine（まんが）, Kayo Yamaguchi■センシティブなデリケートゾーンは、専用アイテムでケア※本記事は2019年5月22日に初掲載されました
※掲載商品は、店頭でのお取り扱いが終了している場合があります。ご了承ください
ケアをついつい見落としがちなデリケートゾーンは、皮ふと粘膜の中間で繊細な部分。からだと同じボディソープで洗ってしまうと、バリア機能が低下してしまう恐れも。専用コスメなら、気になる匂いや黒ずみにアプローチできるアイテムも!!
低刺激性のボディウォッシュ。サマーズイブ マルチベネフィット デイリーバランス 237mL \800（ビルボックスジャパン）
気になるにおいや不快感にシュッとひと吹き。オーガニック フェミニンバランス リフレッシュスプレー 60mL \2,350（コスメキッチン）
洗いながら黒ずみケア。ウーマンエッセンシャルズ ブライトニング ウォッシュ 200mL \4,200（BCL）
まろやかな泡タイプ。ピュビケア オーガニック フェミニン シフォン ソープ ローズ＆イランイラン 220mL \2,100（たかくら新産業）
☆続きは「サボってたら女子失格!? デリケートゾーンの匂い＆黒ずみ対策ケア」でチェック
illust_NAYUKA MINEphoto_KAZUMASA TAKEUCHI[STUH]
styling_TERUMI SHIDA
text_EMI TANIGUCHI
special thanks_UTUWA
（sweet 2019年5月号）■デリケートゾーンのニオイをケアするアイテムと、NGな行動※本記事は2019年7月11日に初掲載されました
※掲載商品は、店頭でのお取り扱いが終了している場合があります。ご了承ください
気になるデリケートゾーンのムレやニオイ。パートナーにクサイと思われているかも……と気になってもなかなか聞きづらいし、どうケアしたらいいのかわからない、という人も多いのでは？ そこで、ニオイを根本から断つための方法や、最新のケアアイテムをご紹介します。
教えてくれたのは……
北原みのりさん
セクシャルヘルスの観点からセクシャルグッズを扱う会社を設立。英国発「YES」の日本総代理店も務める。
35歳からどんどん減る女性ホルモンと関連
35歳前後に減り始める女性ホルモンの影響を受けて、膣の粘膜が薄くなって粘液の分泌も減少。どんどん乾いてきます。放っておくと、干からびて、だんだん萎縮してしまうことに。更年期前後に膣のかゆみ、痛みなどの“違和感”を感じてしまいます。またリンパ系の滞りもあると、汗や体液などからだから出る分泌物のニオイも変わるもの。デリケートゾーンのニオイの変化を感じたら、“滞り”のサインだと思って！
“デリケートゾーンのニオイ”対策アイテム
▶《毎日保湿》をすれば、乾燥が防げて、結果、膣の萎縮の予防に
入浴後は専用の保湿アイテムで膣のまわりを毎日、保湿して。
2. サラサラのテクスチャー。イギリスの病院、薬局で取り扱われるほど人気。パートナーとも使用可。YESインティメイト・ウォーターローションWB 100mL \3,000（共にアジュマ）
NG！ 3つの行動
【1】ボディソープや固形石けんは×
市販のボディソープや固形石鹸で洗うと膣の中のpH値を狂わせ、かゆみ、痛み、乾燥の原因になります。
【2】糖分の摂り過ぎ！
糖分を摂り過ぎるとカンジダ菌を増殖しやすい体質になりがち。甘いものは控え、新鮮な野菜を食べましょう。
【3】尿をこすってふく
尿をふき取るには「前から後ろにこする」ではなく「下から押し当て」が大切です。トイレットペーパーでこすり過ぎると粘膜を傷つけます。
＊CHECK！＊
デリケートゾーンの洗い方、どうする？
デリケートゾーンは粘膜と直結した繊細な部分。目を洗うくらい、丁寧に、繊細に、優しくケアが基本。泡立てた石けんで陰部を優しくマッサージします。膣には自浄作用があるため、洗わずにお湯で流すだけで充分です。陰部を優しくのばしながら洗うと、垢もキレイに取れます。肛門まわりもキレイにケアしましょう。
☆続きは「デリケートゾーンも保湿が必須！ 正しい膣ケアでニオイ対策」でチェック
photo_YUMIKO YOKOTA[studio BANBAN]text_YUKA HASHIMOTO
edit_SUMIRE HANATSUKA[＆ ＲＯＳＹ]
（＆ ＲＯＳＹ 2019年7月号）※掲載商品は、店頭での取り扱いが終了している場合があります。ご了承ください
※本記事は『InRed』『リンネル』『sweet』『＆ ＲＯＳＹ』に掲載された過去の記事を再編集したものです
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編／FASHION BOX
