く〜許せない!わたしが離婚を決意した「夫の言動」

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「離婚の原因は何ですか?」と聞いたところで、原因はひとつではないことがほとんどでしょう。そして近年、離婚の原因として増え続けているのが”性格の不一致”というもの。

夫や妻、双方ともに最も多い理由となっています。恋人期間中はわからなかったことが、結婚生活を続けていくうちに、考え方や価値観などの違いが見えてくるようです。

これまで5,200件以上の恋愛相談を受けてきた筆者のもとには、「あのときの、あの言葉がきっかけのひとつです」という体験談はかなり多く寄せられてきました。

今回のコラムでは、”妻が離婚を決意するきっかけとなった一言”について書いていきます。

■1:産後の妻に向かって「お前が働かないから〜」

「2人目が生まれてすぐのときでしたね。わたしは仕事を辞めてしまって、バイトの面接も電話で断られる始末。自分なりに仕事と育児の両立に悩んでいたので、夫には一緒に考えてほしかったんですよ。離婚を決意したのは、この言葉だけが理由じゃないですけど、きっかけのひとつであったことは事実ですね」(40歳女性,子供2人)

このご夫婦の場合、働く、働かないが原因というよりも、”産後すぐで弱っているとき、夫が心無い言葉を投げかけた”、”妻の抱えている悩みに寄り添わなかった”というのが問題ですね。

もちろん、妻も夫にもっと悩みをしつこく話すなどすればよかったのですが、一度心が閉じてしまうと、なかなかそうはいかないでしょう。

■2:両親や友人を悪く言う

「結婚したばかりの頃、うちの親はまだ若かったので、口出しをいろいろしてきたんですよね。それは親が悪いんですが、元夫は『キミの両親は、こういうところがよくない』って、あれこれ言ってきたんです。正直、自分の親を悪く言われるとヘコみます。こういうことって、時間が経ってからも響くんですよ」(37歳女性)

本当によくない身内であっても、配偶者が身内を悪く言うのはNG。相手の身内に悪いところがあるならば、心配はいりません。なぜなら相手は既に、そのことをわかっているものですから。

配偶者側にできることは、身内の話を聞いても「そうなんだ」とだけ言って、あとは相手に任せること。似たような事例で、「夫婦間に何かあったとき、真っ先に親に相談する」というのもNG。話が大きくなってしまいますので、親は最後の砦にしておくべきでしょう。

■3:もっと自由にお金を使いたい

「元夫の会社の経営が悪化してから、彼の給料がガタ落ち。月に20万ないときもありました。わたしも働いていたので、家計は何とかなっていましたが……夫は趣味のスポーツにお金を使うことをやめず、それが原因で離婚になりました。子供がいたら、別れなかったかもしれませんが、お金のことでもっとモメたかもしれませんね」(32歳女性)

結婚生活が破たんする原因のひとつに”金銭感覚が合わない”というものがあります。これについては”何について高いと思うのか””お金は使う派か、貯める派か”あたりが一致していないと、結婚してから深刻な問題になることがあります。

これらの言葉を1度言われたからといって、すぐに離婚に繋がることはありません。ただし、じわじわと仮面夫婦になることはありえます。仮面夫婦の場合、すぐに離婚とはなりませんが、”子供が独立する””夫が定年退職する””どちらかに好きな人ができる””夫婦のどちらかの親が病気だったが亡くなって、心労をかけなくてすむようになった”このようなことが起きた場合、離婚になることがあります。

夫婦の場合いつでも会えるし、簡単には別れられないため、相手に対する配慮をなくすことになりがち。ですが、本当は一番大切にしなければならない相手なんですよ。

【筆者略歴】

橘つぐみ ・・・ 恋愛コンサルタント。つぐみ恋愛相談所代表。テクニックだけでなく、ポンポンッとうまくいく雰囲気も教えるコンサルや勉強会が人気。著書は『野性の勘で恋せよ乙女!』(講談社)『最終彼氏の見つけ方』(大和出版)他。

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