ふんわりパーマ…なんかダサッ!美容師お勧めは〇〇パーマ

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今季2016〜2017冬はヘアカラーもダーク系の落ち着いた色味がトレンドで、ヘアスタイルやファッションの全体的な雰囲気もやや落ち着いています。

そんな落ち着いた雰囲気には、どんな動きのどんなニュアンスのヘアスタイルが似合うの?と疑問に思う方も少なくないですよね。最近の傾向はふんわりな感じが多かったように見えますが、今季のヘアスタイルのカール感のテーマは、“エッジ”です!

そこで今回は美容師である筆者が、エッジパーマがどういうものかをご紹介します。


 

■エッジのあるパーマスタイルをつくるコツ

パーマをかけるとふんわり柔らかになるのが当たり前で、主流です。もちろんそうなのですが、全体的な雰囲気の変化でニュアンスをコントロールして、少しのパーマのかけ方の違いや乾かし方、そしてスタイリングのやり方でエッジのあるパーマスタイルをつくることができます。

(1)パーマのかけ方

エッジのあるパーマスタイルにするには、パーマのかけ方がとても重要です。ポイントはやや強めの薬で、短時間で浸透させること。そうすることでしっかりとしたカールをダメージなくかけることができます。

もちろん、髪質や髪の状態によってトリートメントを同時に施しながらかけたり、時にはかけることができない場合もありますので、しっかり美容師さんと相談してみてください。

(2)乾かし方

せっかくパーマをしっかりかけても、乾かし方が間違っていれば、スタイリングが上手くいきません。“パーマをかけたら何もしなくて大丈夫”ということは基本的にはなく、この乾かし方ができなくて、すぐにパーマが取れてしまったと勘違いされる方も多いので、しっかりマスターしましょう。

エッジパーマを生かすには、乾かす前に流さないトリートメントをしっかり揉み込みます。普段付ける量より、やや多めに付けて下さい。

その後に、根元のみをこするように乾かします。ある程度乾いてきたら、毛先から手の平で持ち上げ、ギュッと握るように揉みながらドライヤーをあてます。そのときに握ったり緩めたりしながら、しっかり風をあてて下さい。毛先から手の平で転がすように持ち上げるのがポイントです。

(3)スタイリング方法

しっかり乾かせたら、次はスタイリングです。スタイリング剤は、ややセット力のあるムースワックスか、オイルクリーム系でややウェット感が出るものがよいでしょう。

付け方も乾かし方同様に、ギュッと握るように揉みこんでいきます。ややウェット感の出るくらいまで、少し多めに付けるとエッジパーマが引き立ちます。ただし、前髪や顔まわりは付け過ぎに注意して下さい。

いかがでしたか? コツを押えて少しだけ意識することで、パーマスタイルが一段と楽しくなること間違いなしです。ふんわりパーマのよさもありますが、今季のトレンドに合わせエッジパーマもぜひ挑戦してみて下さい。

もちろん仕上がりは髪の状態に左右されてしまいますので、美容師さんに詳しく相談してみて下さいね。

【筆者略歴】

※ 板橋充・・・美容師。SENDAI中央理容美容専門学校を卒業後、都内1店舗を経てCLASICO入社。現在、サロン代表兼ディレクターを務める。様々な講習活動やアーティストやモデルなどのヘアメイクも数多く手掛け、一般誌・業界誌・WEBへのヘアスタイル記載も多数。ブログやインスタグラムなどでも情報を発信しており、多方面で活躍中。メインのサロンワークでは、5秒でするべき髪型がわかるという独自のカット理論には定評があり、ファンも多い。