『ぶっちゃけ寺』でおなじみの僧侶直伝!自分らしく幸せな人生を送れる「六波羅蜜」とは?
「女らしい生き方」は幸せになれないの?
「女らしい生き方」は「あなた」を幸せにすることはありません。でも、「自分らしい生き方」をすれば、必ずや幸せをつかむことができるでしょう、と『「いい恋」「いい愛」と生きる幸せの心得 「六波羅蜜」が導いてくれます!』(文芸社)の著者で、落語家・僧侶としても活躍中の露の団姫(つゆのまるこ)さんは言います。
団姫さんは、人気バラエティ番組『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』などでも人気の僧侶であり、見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
本書は、“女”であることで不幸にならないための6つの心得として、仏教の「六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)」をもとに、幸せになるための6つの努力について著者自身あるいは著者の友人等の体験談を交えて書かれています。その本書より、今回は「忍辱(にんにく)今、耐え忍ぶことは、幸せな未来のための時間」について、著者の言葉からご紹介します。
目次
1、 「軽い恋愛」と「真剣な恋愛」 2、 耐えて忍べば「良縁」がやってくる1、 「軽い恋愛」と「真剣な恋愛」
恋愛に「順序」は必要なのでしょうか?
恋愛がはじまると、やがて肉体関係に発展することもあるでしょう。男女であれば自然なことです。でも、ひとつ忘れてならないことがあります。男女の肉体関係に関して、男性のなかには女性と違った受け止め方をする人がいるということです。このような男性は「恋愛ではなく、肉体関係を求めて」女性と付き合います。
今も昔も好きになった相手と肌を重ねたいと思うのは人間の本能です。けれども、もしいい恋愛関係を求めるなら、やはり一度や二度のデートですぐに肉体関係を持つことは感心しません。
相手の男性がいい恋愛関係、あるいは結婚を視野に入れた付き合いを求めているならいざしらず、簡単に体を許すことによって、自分の値打ちを下げてしまうことになりかねません。いい恋愛関係を求めるなら、その関係を深める順序というものをやはり、軽く見てはいけません。
2、 耐えて忍べば「良縁」がやってくる
「一目惚れっていうんかな、私、めっちゃ、好きな人がおるねん」
数年前のことでした。私の高校時代からの友人K子が嬉しそうにいいます。あるとき、同僚の紹介で同業他社の男性と出会い、一瞬のうちに恋に落ちたというのです。「それでどうしたん、すぐに電話したん?」せっかちな私は思わず膝を乗り出しました。いまどきの積極的な女性なら電話番号やメールアドレスを交換しようものなら、翌日から積極的にアピールしそうなものですが、このときK子がとった行動は、まったく別のものでした。一言でいえば「忍の一字」。
「だって、“仕事”という関係で出会ったのに、私の気持ちを一方的に伝えたら彼の負担になるかも」そのような思いを会社の同僚に漏らしているうちに、数か月後、その思いが彼の元に伝わったというのです。連絡を取り合うようになり交際をスタートさせた二人は、その後、ゴールイン。K子が幸せになれたのは「忍辱」の心があったからではないかと思ったものです。もし、K子が最初の出会いからいきなり電話攻撃やメール攻撃に出ていたら、どうなっていたでしょうか。自分が彼のことを好きだから、思いのままに行動するという姿勢は、自分本位なだけのもの。それは結果として「慢」に通じる行為です。誰だって恋をすればその人にいつも会いたいと思うのは当たり前のことですが、K子が賢明だったのは、思い上がりの「慢」の心ではなく、耐えて忍ぶことで社会人としてのマナーを優先させたことでした。それがK子の恋を成就させたのです。
いかがでしたか?もっと詳しく知りたい方は、『「いい恋」「いい愛」と生きる幸せの心得 「六波羅蜜」が導いてくれます!』(文芸社)をチェック。他にも「愛する人のため」の本当の意味、自分の恋と他人の恋、互いに認め合う、など仏教の教えをもとに恋愛、結婚、出産、DV、中絶といった、かなり切り込んだテーマまで、赤裸々に書かれた1冊です。詳細はぜひ本書を手にとってみることをおすすめします。
『「いい恋」「いい愛」と生きる 幸せの心得 「六波羅蜜(ろくはらみつ)」が導いてくれます! 』
露の団姫(つゆのまるこ)
文芸社
(新田カオリ/恋愛ユニバーシティ)
◇プロフィール新田カオリ / 恋愛ユニバーシティ フリーランスライター/サプリメントマイスター化粧品、サプリメントの相談員をしつつライター活動を行う。趣味は映画鑑賞。好きな映画は「なにもこわいことはない」https://note.mu/mikan15