昔のあかり体験も!江戸東京たてもの園で「紅葉とたてもののライトアップ」開催

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江戸時代の民家、明治・大正時代の洋風建築の建物、そして昭和初期のちょっとレトロな木造建築・・・それぞれの時代の風景を、秋の紅葉はどんな風に彩ったのだろう?

江戸時代から昭和初期までの復元された建物が30棟も並んでいる江戸東京たてもの園では、11月22日(土)・23日(日・祝)・24日(月・休)の3日間、夜間特別開園の企画として「紅葉とたてもののライトアップ」を開催。照明デザイナー・面出薫さんの監修によって、色づく紅葉の姿とともに建物のシルエットがライトに照らされ、時代を超えた秋の夜が見られる異空間に!

期間中はいろいろな「あかりの歴史体験」も実施されるとか。例えば、復元された民家の囲炉裏で身も心も温まったり、23日には旅館だった建物の中で行燈やランプといった昔のあかりを体験したり。ほかにも、大正時代に東京で普及したガスの室内灯を点灯するなど、夜間の特別開催にふさわしいプログラムがいろいろ。

また、毎日16時30分からは、温かいメニューが楽しめるキッチンカフェと、たくさんのキャンドルが灯るキャンドルナイトもあるとか。24日には園内の下町中通りで、江戸時代の「新内流し」という昔のストリートミュージシャンが演奏して歩く姿も見られるから、江戸情緒を感じたい人はこの日を狙っておでかけを。

「建物や木々を闇から浮かび上がらせ、やさしい光が園内を照らします。しっとりとした、いつもと違った雰囲気のたてもの園をお楽しみください。なお、夜間は冷え込みますので、防寒対策を万全にしてお越しください」と、広報担当の若林さん。ダウンジャケットや機能性インナーのなかった時代には、夜の紅葉見物も寒かったはず。それでも、月明かりの下の紅葉を楽しんだ昔の日本人の感性を、ライトアップで追体験してみては?