日本最多のルノワール・コレクションを持つ箱根・ポーラ美術館で「ルノワール礼讃」

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明るい色彩と柔らかなタッチで、今もファンが多いルノワールの絵。20世紀の若き芸術家たちは、彼の絵とともに、その「美」を追求する姿勢を敬愛したという・・・。2013年12月1日(日)から2014年4月6日(日)まで、ポーラ美術館で開催される「ルノワール礼讃―ルノワールと20世紀の画家たち」展は、20世紀を彩る画家たちが「いかにルノワールの画業と人柄を敬愛したか」という観点から企画されたもの。19世紀フランス印象派作品を多く収蔵し、日本最多のルノワール・コレクションを持つポーラ美術館にとっても、これは初の試みとか。

ルノワールの作品を「花」「女性像」「裸婦」「南フランスと地中海」という4つのセクションに分類して、その魅力を探るほか、同時代を生きたパブロ・ピカソや梅原龍三郎など、彼に影響を受けた作家の作品も展示。20世紀初頭に花開いた「ルノワール礼讃」への世界的な広がりを、作品を通じてご紹介。

「ポーラ美術館では、併設のレストランで会期中限定の『ルノワール展企画展メニュー』をご用意しております。ミュージアムショップでも、人気のルノワールグッズを販売いたしますので、展示と合わせてお楽しみいただければと思います」と広報担当の増田さん。

企画展の特別メニューはルノワールの作品にちなんだ内容で、例えばデザートは、「フロマージュブランのムース ルノワール“レースの帽子の少女”仕立て」を。ミュージアムショップでも、ルノワール関連のグッズは人気で、「レースの帽子の少女」に扮したキューピー人形は、全国初の美術館キューピー。

本格的な冬へ向かう箱根の12月。凛とした空気の中で、ルノワールの描く暖かな光と美しい色彩に包まれてみては?