スナップショットの名手!「木村伊兵衛のふたつの旅」FUJIFILM SQUAREで開催中

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木村伊兵衛はスナップショットの名手として日本を代表する写真家の1人。藤原新也や岩合光昭、星野道夫、女性カメラマンでは蜷川実花やHIROMIX、梅佳代などが受賞している“写真界の芥川賞”こと「木村伊兵衛賞」と聞けば、あっ!と気が付くのでは? そんな彼の写真展「木村伊兵衛のふたつの旅―琉球・秋田」が東京ミッドタウン・ウエストのFUJIFILM SQUARE写真歴史博物館で、12月27日(金)まで開催中。本展の見どころを広報の方に聞いてみると・・・。

「毎日のようにライカを手に銀座や浅草を散策して興味を引く被写体を素早く写し撮る『スナップショット』の名手として知られた木村伊兵衛が、初めて未知の土地『琉球(沖縄)』を旅したのは昭和11年でした。時に木村は30代半ば、エキゾティックで夢のような世界で自らの写真の核のひとつをものにしたといえます。その後、戦争の時代を経て、昭和27年から最晩年に取り組んだ『秋田』では高度成長によって大きく変貌していく農村とそこに暮らす人びとのドキュメントを追求しました。この写真展では、木村伊兵衛にとって深い意義を持つ『琉球』と『秋田』の中から21点を展示しています」とのこと。

報道写真から、宣伝写真、ポートレート、舞台写真、ストリートスナップとさまざまなジャンルで数多くの傑作を残した木村伊兵衛。フィルムカメラで切り取られたその“一瞬の表情”がどんなものなのか、“スナップショットの名手”の作品を間近で確かめてみて!