何気ない一言が失礼に。言ってはいけない言葉「了解です」「お分かりですか?」「いい質問ですねぇ」

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決して相手を傷つけたり、不愉快な思いをさせようとして使った言葉じゃないのに、結果として失礼になってしまった。こんな悲劇を防ぐためにも、言っていい言葉、言ってはいけない言葉について勉強しておきましょう。

■上司から指示や命令を受けたとき
上司から「これやっといて」などと指示や命令を受けたとき、なんと言って返事してますか?ありがちなのが「分かりました」「了解です」の言葉です。

何がいけないの?ちゃんと「分かった」と返事してるじゃない?と思うかもしれませんが、実はこれらは同僚や部下に対して使う丁寧語。上司に対して使ってしまうと失礼に当たるのです。正解は「かしこまりました」「承知致しました」という謙譲語なので、間違えないようにしましょう。

■自分の説明の後に付け加える言葉

自分の意見を一通り説明した後は、相手がちゃんと理解してくれたかどうか気になるもの。そこで言ってしまいがちなのが「分かりましたか?」「お分かりですか?」という言い方です。でもこれはNG。目上の方に使う言葉としては適していません。

正しくは「ご理解賜ったでしょうか?」です。この言い方なら、相手のプライドを傷つけずに確認をとることができます。目上の人にとって、自分より下の者から「分かった?」という意味のことを言われるのは屈辱を感じやすいもの。丁寧な言葉遣いで相手のプライドを刺激しないよう気をつけましょう。

■「いい質問ですねぇ」はNG!

相手からなにか質問をされたら、なんて答えていますか?友人同士なら「今のいい質問だね!」なんて軽いノリで言ってしまってもいいのですが、目上の人に対してはNG。そもそもそんな答えを求めて質問したわけではないし、「いい質問ですねぇ」などと言われると、なんとなく上から目線に思えてカチンとくるものです。

こういう場合は、相手の質問に対して率直に答えるようにするのが正解です。問われたことに一生懸命答えようとする姿が相手に感動を与え「誠実なやつだ」「こいつは信用できる」という印象を与えます。