男性にとっては性的嗜好の対象となることが多い、女性の「おっぱい」。しかし当の女性にとっては「大きい」「小さい」「美しい」などの悩みや憧れを抱いたり、さらには子どもを育てるための機能として向き合ったり、乳がんなどの病気のリスクを考えたり……と、一筋縄ではいかない体の部位です。「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社」では、そんな女性たちの胸に対する意識や実態を調査した「おっぱい白書」を発表!女性たちは自らの胸に対し、どのように向き合っているのでしょうか?

女性の4割以上は自分の胸を「好きではない」

まず紹介したいのは、「あなたは自分の胸が好きですか?」という質問の調査結果。女性たちは自分の胸についてどのように感じているのか?その結果は次の通りです。

「どちらともいえない」が多いのは、胸が好きか嫌いかよくわからない人が多いということでしょうか?

なんと「好き」と「そこそこ好き」と答えた人は合計21.1%!一番多いのは「どちらともいえない」(34.4%)ですが、「あまり好きではない」と「まったく好きではない」と答えた人は合計44.5%。自分の胸が好きな人は2割で、その倍以上となる4割以上は自分の胸のことを好きではないことが判明しています。

なぜ、自分の胸が好きではない人がここまで多いのでしょうか?同調査の「今、自分の胸で気になることは何ですか?」という質問に対する回答を見ると、その心理が垣間見えます。

自分の胸で気になること

全体的に大きさが足りないこと……36.2%

垂れているなどかたちに関すること……35.9%

乳輪の色や大きさ……20.4%

左右の大きさの差……20.1%

気になることはない……17.1%

トップの色……13.7

生理痛などでの胸のハリ・痛み……10.1%

大きいこと……7.9%

肌の質感……7.5%

やわらかさが足りないこと……6.5%

一番多いのは「全体的に大きさが足りないこと」。かつて大きい胸がコンプレックスだった時代もあるようですが、長らく世間は「巨乳」ブーム。スレンダーな胸よりグラマラスな胸が男性も女性も良しとする傾向が、すっかり根づいているようです。

しかし僅差で2位は「垂れているなどかたちに関すること」。“垂れる”“形が崩れる”という悩みは往々にして、ある程度バストが大きい人に起こりがち。大きい人は大きい人で悩みがある。ちょうどいいバストというのは難しいのでしょうか?

女性だって実は見たい!温泉地では83%の女性が他のおっぱいを観察

そんな女性たちの“おっぱい”ですが、あまり人と比べて客観視できない部位でもあります。もちろん世間にはさまざまなヌード写真やグラビアがありますが、あれはあくまで観賞用。比べるべき対象ではありません。そんな中、他の人の胸をチェックできる千載一遇といえば、公共の温泉施設やプールなどの更衣室。そんな時、女性たちは他の人の胸をチェックしているものなのでしょうか? 

そこで同調査では「同性(女性)の胸を見ることはありますか。もっともあてはまるものをお答えください」と質問。結果は以下となっています。

同性(女性)の胸を見ることはありますか?

日常的に見ている(チェックしている)……10.2%

温泉など、裸になる環境のときに見ることがある……32.8%

バストサイズが大きい人だと見ることがある……21.6%

胸元が開いている服だと見ることがある……18.8%

どんな環境でもまったく見ない……16.1%

「どんな環境でもまったく見ない」という人はわずか16.1%。残りの人は程度の差があれ、ほどんど同性の胸をチェックしていることが分かります。特に「バストサイズが大きい人」だと、その可能性はさらにアップ!女性も女性の胸に強い関心があるのです。

夏場の薄着の季節になると特に、女性の大きな胸が気になるのは男も女も一緒です。

そんな女性たちの理想のカップ数はどのくらいでしょうか?調査結果は以下となります。

ごく少数ですが、Fカップの「それ以上」が理想という人も0.7%。一体何カップを目指しているのでしょうか?

理想の胸サイズで一番多かったのは「Cカップ」(34.7%)。近年グラビアアイドルのキャッチフレーズでは「Fカップ」「Eカップ」といったものをよく見かけますが、一般の女性たちはグラビアアイドルのような巨乳を目指しているわけではないようです。逆にバストが大きすぎる女性たちも、「Cカップくらいがちょうどいい」と思っている可能性も。

女性たちにとっての“おっぱい”はやはり関心が高く、課題もいろいろあるようです。

【調査概要】
調査媒体:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社
調査対象:全国の20代〜50代の女性1000人(4世代各250人)
調査時期:2018年2月20日(火)〜22日(金)
調査方法:インターネット調査