いかにも涼しげな愛玉ゼリー。レモン風味で喉越しもすっきり

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夏本番。これから台湾に足を運ぶみなさんは、亜熱帯の台湾で熱さを漫喫することになるわけだが、そんな灼熱の台湾旅行を何倍も楽しくするのが冷たいスイーツ。

【写真16枚】屋台で食べたい!台湾夏のひんやりスイーツを写真でじっくり見る

夜市グルメは豚肉や麺ばかりではない。台湾ならではの冷たい伝統スイーツなら、ヘルシーに涼をとり、台湾らしさを味わうことができる。

今回は夏バージョンの冷たいデザートを7つ紹介しよう。

剉冰(ツォビン)

言わずと知れたかき氷。台湾には雪花氷(シュエホァビン)という、最初から味が付いた氷を削って作るものと、剉冰(ツォビン)という普通の水を凍らせた氷を削るかき氷とがある。

熱さがピークに近づくに連れ、恋しくなるのは日本のように水を凍らせたかき氷。ベースがさっぱりしている分、トッピングにはこだわりたい。

ヘルシーにまとめるなら、タロイモ、小豆、ピーナッツなどの自然素材を甘く煮込んだものがおすすめ。モチモチした団子系は最初は美味しいが、氷の上で冷やされて硬くなるので要注意だ。モチモチ感を味わうなら、冷たくても硬くなりにくいタピオカがいいだろう。

陳家剉冰(チェンジャーツォビン)
台北市北投区中央南路一段25巷20號 TEL:02-28972858
営業時間:14:00〜25:00 無休

冰豆花(ビンドウホァ)

豆花とはいわば豆乳のプリン。

かき氷と同様、トッピングしだいで豪華にも、シンプルにもなる。

色は白または乳白色で、絹ごし豆腐を少し甘くしたような印象だ。

最近は日本にも進出し、豆花の名が徐々に広まりつつある。

冬は温めて食べるが、夏は冷たいものをいただく。かき氷用のトッピングは、そのまま豆花のトッピングにもなるので、かき氷店で豆花を扱っていたり、豆花の店でかき氷を扱っていたりする。

しかし、筆者のお気に入りは豆花だけ、しかもトッピングはピーナッツだけというこだわりの店「龍潭豆花」。メニューはただ一つで、冷たいか温かいかの区別しかない。

夏は豆花とクタクタに煮込んだピーナッツが冷たいシロップに浸っていて、そこに氷が投入される。この氷がまた絶妙で、かき氷ほど細かくなく、かと言って口に入れると少し歯ざわりが残り、豆乳とよく溶け合う。

食べ歩きの合間に挟むにはちょうどいいボリュームだ。

龍潭豆花(ロンタンドウホァ)
台北市汀州路三段237號 筺非公開
11:00〜23:00 月曜休

愛玉(アイユー)

筆者は取材で台湾を訪れると、たいてい1日中食べ通しになる。当然、旅行中の体重増加が気になるわけだが、そんな女子にもおすすめなのが愛玉だ。

台湾でもっとも低カロリーのスイーツで、寒天にも似ている。夏の夜市でよく見かける、黄色っぽいゼリー風のかたまり。

愛玉という木の実の種を揉みしだいて、そこから出るゼラチン質が固まったものなので、100パーセント天然である。台湾中部の阿里山などで先住民が栽培・収穫している。

迪化街などの乾物街へ行くと、愛玉の種を乾燥させたものが売っているので、自分で作ることもできる。屋台ではレモンジュースなどで酸味と甘味をプラスしている。

清涼愛玉冰
高雄市南華路58號前 筺非公開
9:00〜材料がなくなるまで

木瓜牛奶(パパイヤミルク)

かつては、台湾と言えばパパイヤミルクと言うくらい、日本人のファンも多かったが、昨今ではマンゴーかき氷の影に身を潜めてしまっている。

だが、台湾全土で今もパパイヤミルクは健在だ。パパイヤはそのまま食べるとクセがあるが、ミルクシェークにすると飲みやすく、栄養もたっぷり。台湾の子どもたちに大変人気があるが、案外高い(1杯50元前後)ので、普通の家庭では子どもが何かよいことをしたときに親に買ってもらうご褒美のようなドリンクだ。

パパイヤミルクを扱う店では、たいてい緑豆シェークやいちごシェークなども扱っているので、友達といろいろな味をシェアするのもいいだろう。

緑豆シェークは解毒作用があり、夏のドリンクとして一押しだ。甘さ控えめなので、男性にも好まれる。

三重牛乳大王(サンチョンニョウルーダーワン)
新北市三重区重新路二段73號 筺02-2989-5718
9:30〜23:30 無休

仙草(シェンツァオ)

仙草という草から作られる仙草スイーツは見た目が黒く、味も薬のように苦い。このため、甘みを加えて、清涼感を持たせて食べやすくしている。

解熱作用があるので、真夏の旅にはもってこい。そのまま冷たいドリンク「仙草茶」として売られている場合もあるが、おすすめなのは仙草ゼリー。コーヒーゼリーのように生クリームを上から垂らして食べると美味。

冬場は、暖かくして飲む燒仙草(サオシェンツァオ)が登場する。

阿Q凍圓(アーキュウドンユェン)
高雄市左營区明倫路130號 筺07-5223455
11:00〜24:00 無休

水果(スエグォ)

台湾伝統スイーツはどれも美味しいが、新鮮な生フルーツにはかなわない。マンゴーかき氷を食べるなら、ぜひ本場で生のマンゴーも楽しんでほしい。

台南や高雄などの南部では特に一年を通してフルーツが豊富だ。5月頃から始まるシーズンは、ライチやマンゴーなど台湾を象徴するフルーツもピークを迎える。

台南にはカットフルーツをプレートで出す店が多い。マンゴー、オレンジ、スイカなどはもちろん、トマトも台湾ではフルーツ扱い。

こうしたフルーツを独特の醤油膏(とろみのある甘めの醤油)や砂糖、ショウガを混ぜたつけダレで食べるのが台湾流だ。果物に砂糖!? などと言わずにチャレンジしてみよう。意外とクセになる味である。

阿田水果店(アーテェンスエグォデェン)
台南市中西區民生路一段168號 筺06-2285487
13:00〜23:00 無休

冰淇淋(ビンチーリン)

多彩なスイーツがあるため、あまり脚光を浴びない台湾のアイスクリーム(冰淇淋)だが、一度は試したくなる個性的なアイスクリームを扱う老舗が台北にある。

人気があるのはイチゴやリンゴなどのフルーツ系や、小豆、ピーナッツなどのフレーバー。小豆やピーナッツは日本のものと比べると素材の味が生きていて味わい深い。マンゴー、ライチなど台湾ならではのフルーツ味もある。

だが、変わり種として豚足アイス、肉鬆(肉でんぶ)アイス、唐辛子アイスなども豊富に取り揃えてあるので、旅の思い出にチャレンジしてほしい。

雪王冰淇淋(シュエワンビンチーリン)
台北市武昌街一段65號 筺02-23318415
12:00〜20:00 火曜休