やっぱり…太っちゃう!? 栄養士が夜に選ばないメニュー

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身体を健康に、そして美しく保つためには毎日の食事内容に注意したいところですが、その中でも特に考えてとりたいのが夜の食事です。朝と昼は食事後にまだ活動する時間が残っているのに対して、夜はあとは寝るだけという大きな違いがあるからです。

夜は食事後の活動量が少ないため、朝食や昼食よりも食べたものが脂肪に変わりやすかったり、眠りに影響して疲れが残ったり、肌トラブルの原因になることもありますよね。

そこで今回は管理栄養士の筆者が、健康や美容のことを考えたら夜に食べないでほしい食べ物を3つご紹介します。

■1:丼ものを単品で

たくさんのごはんの上におかずが乗った丼ものは外食でも多くのお店で食べられ、自炊するにも簡単な料理ですが、できれば夜に食べるのは避けた方が無難です。

というのも、まず丼ものはごはんの量が多く、夜に炭水化物をとりすぎるのはダイエット中の人は避けたいところ。しかも外食の場合、なかなか丼で玄米や雑穀米を選べるお店は少ないので必然的に白米をたくさん食べることになり、これがより太りやすさに繋がります。

中でも天丼やカツ丼は揚げ物で油が多いため消化に時間がかかり、眠りを妨げる原因にもなってしまいます。

■2:ヘルシーなイメージだけど……果物

ビタミンや食物繊維が豊富で健康と美容の強い味方であるはずの果物も、夜に多く食べると肥満につながる可能性があります。「朝の果物は金、昼の果物は銀、夜の果物は銅」という言葉もありますよね。

その理由は果物に多く含まれる果糖という糖質。果糖は糖質の中でも血糖値を上げにくいという特徴を持っているのですが、余った分は肝臓で脂肪に変わりやすいという一面も持っているのです。よって、どうせ食べるなら朝や昼に食べる方が賢いとり方でしょう。

■3:ワインにチーズ

「ワインにチーズなんて、夜以外に食べるの?」と言われてしまいそうですが、お酒とチーズは特に夜遅くは避けた方がよい組み合わせなんです。まずアルコールには気持ちを鎮めて眠りに落ちやすくする働きもあるとされていますが、眠りに落ちたあとは眠りが浅くなってしまうというデメリットもあります。

さらにチーズは脂質が多いので、こちらも食べすぎると消化が十分にされずに、翌朝の胃もたれにつながることがあります。ハムなども同様です。

といっても好きな方もいると思いますので、完全にやめた方がよいというわけではなく、ご自分の体調を見ながら調整してくださいね。

いかがでしょうか。今回ご紹介したような食べ物が絶対にダメなわけではありません。ただ、特に疲れがたまっているときなど、体調に合わせて食べるものも考えてみてください。きっと翌日の快適さにつながりますよ。

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ。

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※ Gritsana P / Shutterstock