老け見えしちゃう「首のシワ」!30代から取り組みたい徹底ケア法

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首のシワは、見た目年齢を5〜10歳ほども老けさせてしまいます。どんなにお顔や身体をケアしていても、首がシワシワだと残念……。薄い首のシワは、習慣を変えるだけですぐに効果が出て、それだけでも印象がガラリと変わります。そして深いシワも、手入れを加えるだけで数が減少します。

今回は、効果的な首のシワのケア方法をエステティシャンの筆者がお教えします。まだ気にならない……と思っている人も、少しでも早めにケアを始めることが大切ですよ!

■ケア不足の人多数!首シワの原因

様々な原因が考えられますが、特に大きな影響を与えている2つは“姿勢”と“紫外線”です。

(1)姿勢

長時間パソコンの前に座る仕事をしていたり、手を前に伸ばして同じ姿勢をしている人は肩が前に出ていることが多く、猫背で首が前に出ていたり、うつむいていることが多くなります。実はエステティシャンの姿勢も、同じくそのような体勢が多いのです。

猫背やうつむいた姿勢は、首にシワが入っている状態が長く続き、そのまま跡に残ってしまうだけでなく、お顔のたるみも引き起こしています。特にあごラインのたるみは、首のシワの原因の一つです。プロのエステティシャンも、姿勢に気を付けながら仕事をしていますよ。

また高すぎる枕や、電車などで座って首を下にうなだれている人は、シワがどんどん濃くなってしまいます。

(2)紫外線

首は顔と同じく、紫外線にさらされる機会が長いパーツです。お顔は日焼け止めやメイク、帽子やサングラスなどで紫外線を気にしている人が多いですが、首まで毎日日焼け止めをばっちりしている人は実は多くありません。そのため紫外線の影響を受けやすくなります。紫外線は、活性酸素を作り肌を老化させてしまいます。

■首のシワがどんどん薄くなる!ケア方法

(1)クレンジング

首も、日焼け止めや汚れを優しく落とすためクレンジングを行いましょう。また、クレンジングを行うことで、首をくるくるとマッサージしているのと同じ効果も期待できます。

(2)基礎化粧品

首にも化粧水、美容液、乳液やクリームを使用します。注意点は、顔とは肌質が違うことがあることです。首は普通肌の人も多いので、乾燥肌用を使用するとニキビや吹き出物ができることがあります。

(3)マッサージ

毎日でなくても、定期的(シワを改善するためならば週3回程度)にマッサージを行いましょう。3〜5分、オイルやクリームで写真のように鎖骨に向かって撫で下ろします。首の後ろも忘れずにやってみてください。

(4)ストレッチ

肩を回し、肩が内側へと入ってこないようにします。また、鎖骨の下に手を置いて首を後ろに反ると、首の前側がしっかりと伸びます。

(5)日焼け止めとフェイスパウダー

曇りの日でも、顔と同じように首にも日焼け止めを塗りましょう。SPF30・PA+++程度の、メイク落としでも落ちる日焼け止めで十分です。また、フェイスパウダーもしますが、日焼け止め効果があるものだとなおよいです。

首のシワを気にして、うつむいてばかりいるともっと増えてしましますので、胸を開いて姿勢よくいましょう! また、いつもお手入れをしていない人ほど効果が出やすいです。ぜひ、できることからスタートしてみてくださいね。

 【筆者略歴】

山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。

【画像】

※ Valua Vitaly / Shutterstock