鎖骨がきれいな人は不調知らず!どんな洋服も着こなせる“デコルテ美人”に

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襟もとが開いたトップスを着ているとき、鎖骨がくっきりと見えると、華奢で女性らしく見えるもの。でも鎖骨が埋もれてきれいに見えないという人もいるのでは? 

「その場合、鎖骨の上のくぼみにある『鎖骨リンパ節』に老廃物が溜まっている可能性があります」と話すのは、セルフエステ技術を広めている出口アヤさん。

鎖骨リンパ節があるのは、リンパ液と静脈が重なり合う場所。不要な老廃物を回収したリンパ液は、鎖骨リンパ節で静脈に流れ込み、腎臓や肝臓に運ばれ、そこから尿や汗となって体外へ 排出されるという仕組み。ところが、全身が冷えたり肩こりがひどくなると、リンパ液の流れが悪くなって鎖骨リンパ節が硬くなり、パンパンに張ってしまうそう。

「そうなると、老廃物が静脈に流れにくく鎖骨リンパ節に溜まるので、鎖骨が埋もれてデコルテが美しく見えないことに。さらに、くすみや吹き出物など肌のトラブルが発生するうえ、むくみや全身の倦怠感などを感じる場合もあります」(同)

老廃物が排出されないで代謝が悪くなると、やせにくい体質にもつながるとか。こうした不調を避けるためには、鎖骨の周辺を丁寧にほぐして、老廃物が流れやすい状態にすべき。そこで出口さんに教えてもらったのは次のマッサージ。鎖骨が埋もれている人は、毎日実践してみて。◆鎖骨リンパ節をほぐして全身のリンパの流れを整える

1.右の鎖骨の上のくぼみの部分にある「鎖骨リンパ節」に、右の人差し指、中指、薬指の腹を斜めに密着して当てる。
2. 内側から外側へらせんを描きながらほぐす。
3.左側も同様にして、左右交互に10回繰り返す。

◆鎖骨周辺のマッサージでデコルテを美しく見せる!

1.右の鎖骨の下部分を右の人差し指、中指、薬指の先を使って、内側から外側に向かって小さならせんを描きながらほぐす。
2.左側も同様にして、左右交互に5回繰り返す。

老廃物がたまっている部分には、指で触ると「じょりじょり」「ぶつぶつ」とした感触があるとか。その部分は特に重点的に老廃物を流すようにやさしくほぐすのがポイント。

「リンパ液が流れるリンパ管は繊細で傷つきやすいので、力を入れ過ぎないように気を付けましょう」(同)

電車に乗っているときなど、ちょっとしたすき間時間に実践してもよいとか。日頃からこのマッサージをすることで、鎖骨美人になろう!

出口アヤ
(社)国際セルフエステアカデミー代表理事。会員制エステの責任者を経て、麻布十番でエステサロンを開業。アロマセラピー、リフレクソロジー、リンパマッサージ、痩身、気功、東洋医学、心理学などを学びオリジナルの技術を生み出す。現在は自分自身で美と健康を維持できるノウハウを伝えようとセルフエステ技術を確立。セルフエステを普及するためのセミナーや講演活動を行っている。近著『見違えるほど美人になるセルフエステ』(三笠書房)では、長年のエステティシャン経験で培ったプロの技を伝授。