ゴーストが住んでいた?―ハワイですべての表示が鮮明に残った沈没船を発見

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ハワイ大学の研究チームなどによって、オアフ島から32キロ離れた海の底で沈没船が発見されました。研究チームが見つけた資料によると、この船は1923年に作られ、世界中に通信機器を運んでいましたが、1946年ごろに魚雷によるダメージを受け沈没してしまいました。

沈没してしまった船は、誰にも管理されないまま月日が過ぎ、どこに沈んだかわからない遭難船となっていました。

しかし、今回の調査で発見され、調べが進むうちに、不思議なことがわかってきたそうです。

まず、船体に魚雷によるダメージの跡が見られないというこです。チームは、くまなく調べましたが、結局損傷は見つかりませんでした。

もう一つは、すべての表示が鮮明に残っていること。今から、70年近く前に沈んだ船にもかかわらず、海軍の識別標識の数字までしっかり確認することができるそうです。今まで、いろいろな沈没船を見てきた専門家たちも、この姿に驚きが隠せず、「ゴーストが生活しているのでは?」といった憶測が生まれたようです。

この海域一帯からは、旧日本軍がパールハーバーに進撃した際に沈没した日本軍の潜水艦など、さまざまな沈没船が見つかっていて、さらに、調査が進む予定です。

参考:
Ghost ship discovered off Hawaii
http://www.news.com.au/travel/world-travel/ghost-ship-discovered-off-hawaii/story-e6frfqc9-1227149113177