セルフネイルケアの決定版！マニキュアリスト東條汀留さんの『ネイルの教科書 ケアで爪は生まれ変わる』
ところがひと口にネイルケアといっても「本当に爪によいことはなにか」「必要なケアとは一体どんなことなのか」と思いめぐらせてみると、巷にあふれかえる情報に翻弄されて、どこか納得のいかない自己流ケアに陥りがちだ。そんな女性たちにおすすめしたい一冊が2012年5月18日にNHK出版より発行された『ネイルの教科書 ケアで爪は生まれ変わる』だ。日本のネイルケアの第一人者として活躍してきた東條汀留さんによる、爪の健康と真の美しさを追求した自宅でできる爪のセルフケアの本だ。"教科書”というタイトルが表す通り、この本には東條さんが過去30年以上に渡るネイルケアの経験に基づいて、自分自身の爪を美しく生まれ変わらせるケアの方法を、体系的かつ実践的に把握できる内容となっている。
皆さんのなかには、生まれながらの爪の形に自信がなかったり、変な形なのではないかと、コンプレックスさえお持ちの方もいるかもしれません。ですが、ヒトがもっている身体の本能を引き出してあげるだけで、誰でも綺麗な爪の形を維持することができます。そして、身体の持つ能力を引き出すことのできる正しいネイルケアを継続的に行うことで、美しいカーブがかかった黄金比をもった地爪を手に入れることができるのです。」
「マニキュアリストの仕事は、健康で美しい爪の土台づくりです。それは、デコラティブな装飾やアートとは別物の、より日常的な健康と本当の美しさを維持するお手伝いすることです。ところが最近のネイル業界全体の傾向として、私が長年培い実践してきた健康的で美しい爪のためのネイルケアと、実際に巷で行われているネイルケアと考えられているものの実態がかけ離れてきてしまっているのではないかという思いがありました。そこで、もう一度きちんと爪本来の役目の理論に基づいた地爪のケアをしましょう！ というのが本書の最大の目的です。継続的に正しいネイルケアをすることで、実は誰でも必ず爪を生まれ変わらせることができるのです。私がこれまで多くの方々の爪と向き合う中で、確立し自信を持ってお勧めできる正しいケアを、ぜひ本書のなかで皆さんにも知っていただきたいと思います。」
「継続的に正しいネイルケアをすれば、爪は必ず健康で美しく変化する。」東條さんのこの言葉は、すべての女性の心に響くはずだ。大事なのは、特別なネイルトリートメントや地爪を覆いつくすように飾り立てることではなく、シンプルな基本のケア。そのやり方さえ間違わなければ、爪の体質改善は可能なのだ。本書には、健康で美しい黄金比の爪になるための鉄則であるラウンドスクエアという爪の形と甘皮の処理の仕方に始まり、東條さんが推奨する手指をいたわるハンドマッサージの方法やカラフルで美しいネイルのデザイン実例に至るまで、これ一冊でネイルのセルフケアの達人になれるあらゆるメソッドが詰め込まれている。また文章や写真で補えないポリッシュの塗り方など、実践に必要なテクニックについては付属のDVDで分かりやすく解説されているので、ネイルケアに不慣れな人でも安心だ。
写真：本書より抜粋。撮影/平田かい
健康で美しい爪は女性にとって、永遠の憧れ。この本は、「爪の健康と美しさにはあまり自信がない」という方こそ、ぜひ手に取って欲しい。美は一日にして成らず、日々続けていくたゆまぬ努力、そして美しくありたいと願う女性の心に、きっと私たちの爪はその姿を変えて応えてくれるに違いない。
NHK出版『ネイルの教科書 ケアで爪は生まれ変わる』
東條汀留 著
価格 1,785円 （税込み）／2012年5月18日発売
64ページ DVD1枚22分
著者プロフィール：東條汀留（とうじょう・てる）
マニキュアリスト。1978年より業界の草分け故アン山崎氏に師事し、キャリアをスタート。1987年独立。1988年、ネイルサロン「ロングルアージュ」を東京・西麻布（現在は東京・広尾）に、1991年、後進育成のためロングルアージュネイルカレッジ（現・タアコバネイルカレッジ）を開校。2002年「TAACOBA」（タアコバ）銀座本店オープン以降、東京と関西に現在7店舗を展開。爪本来の役割に着目し、日本人に合ったネイルケアを研究、「黄金比の爪」と呼ばれる健康で美しい爪を目指す、独自のネイルケア理論を確立。その後も基本のネイルケアの大切さを提唱し続ける。卓越した技術と感性で多くの支持を受け、現在、テレビ、雑誌などのメディア、講師として幅広く活躍中。著書に『大人の上品美爪塾』（講談社）がある。
