日常生活を五感でデザインする女性たち【GUEST & MEインタビュー】Vol.2 キャンドル・アーティスト 平塚梨沙さん
主役にはならない脇役だけれど、日常で毎日をちょっとした贅沢な気持ちにさせてくれGUEST & MEのプロダクトたち。新たに「アロマ バス エッセンス」がラインナップに加わり、GUEST & MEならではの<リラックス>と<リフレッシュ>の2つの香りや柔らかな湯触りの感触が、ほっと一息つけるバスタイムの空間をより一層心地よく演出してくれる。
GUEST & ME スペシャルインタビュー Vol.1のフード・コーディネーターゆうこさんのインタビューに引き続き、Vol.2では、キャンドル・アーティストの平塚梨沙さんのインタビューをお届けする。
≫GUEST & ME 新入浴液 アロマ バス エッセンスについて詳しくはこちらから。
頭に描いたイメージを、ローソクという形あるものにしていく。
その面白さの虜になりました。
ファッションブランド関係の友人からキャンドルの制作を頼まれたことがきっかけで、キャンドルと向き合い始めたという平塚さんは、幼い頃、遊びでおまじないをしてみたり、魔法のような目に見えない力があったらいいな、と誰もが心の中に思い描いた空想の世界を、キャンドルという形で表現するキャンドル・アーティストだ。幼い頃に周りにあった悪魔ゲーム、昔のディズニー映画、星占いやおまじないや心霊写真などオカルト本、パワーストーンといったどこか怪しげだけど、引き込まれるような魅力を秘めたものたちをモチーフにしたブランドOLGA GOOSE CANDLEで年に2回、自身のコレクションを発表している。GUEST & MEインタビューVol.2は、そんな平塚梨沙さんの生活空間を楽しく彩るキャンドル制作の様子やものづくりにかける思いについて話を伺った。
美大に通っていた時に、油絵を専攻していたため、もともと絵を描くことは好きだったという平塚さん。「何かイメージが浮かんだら手帳などにスケッチを描く習慣があったんですが、自分が紙に書いたキャラクターたちを実際にローソクという物にしていく作業を始めてみて、これまで平面で考えていたイメージしたものを立体に起こすことって案外とできちゃうものなんだな、ということに気づきました。私はすべてのローソクを手作りで製作しているのですが、頭の中でイメージしていただけのキャラクターたちが実際に手にとってみれる形になる。それが嬉しくて、どんどんローソクを作ることが楽しくなっていきました。」新しいローソクを作る出すインスピレーションは、毎日の生活のなかでふっと思いついたイメージをとにかくノートにメモすることから生まれるという。「毎日のなかで、電車に乗っている時や、街を歩いている時、お風呂に入っている時など、何気ない瞬間の閃きをメモしていて、あとで集中してスケッチしていきます。毎回のコレクションにはテーマを設けるのですが、あまり考え方を固定せずに、作りたいものを作る。という自由なスタンスでいます。好きなことをしているという気持ちがないと、情熱も継続も難しいと思いますから。」静かな語り口のなかにも、自身の感じる世界を表現することへの熱意や自分自身の感性を客観的に見つめる姿勢が感じられる平塚さん。実際にキャンドル製作をするにあたっての苦労についても聞いた。
キャンドルの香りは、一体一体のキャラが持つ"体臭”。個性を秘めたOLGA GOOSE CANDLEたち
「実際に手作りでローソクを作り始めて、初めはなかなか思うように形を作ることができませんでした。蝋は熱によって溶けたり、固まったりする性質があるし、毎回色味を調合するのですが色の風合いを揃えるのも一苦労です。でも一体一体に個性があるのもいいのではないかという思いもあって、その時その瞬間に生まれたキャンドルの個性を自分自身でも楽しみながら作っています。」平塚さんが言うように、キャンドルの”個性”というのがOLGA GOOSE CANDLEを特徴づけるひとつのキーワードでもある。「匂い付けもそのキャラクターの"体臭”をイメージしたものですので、アロマによって癒されるというよりも、キャラクターの個性の表現とみていただければと思います。匂いも強くはつけていないのですが、嗅ぐとちゃんと匂う。人間もそうですが、命あるものが醸し出す匂いも個性なんですよね。」誰しも手に親しんだアイテムや懐かしさを感じさせる思い出の品を想起させるときに一番、感覚的に訴えられるのが匂いでもある。匂いと記憶は人に懐かしさを呼び起こし、親しみや愛着をより強いものにしてくれるのだ。さらに平塚さんは、キャンドル製作に対する思いをこう続ける。「物を作ったり、絵を描いたりすることでしか得られない高揚感を自分は大切にしていきたいと思っているので、やっぱりそう感じ続けるのであれば、それが時に苦しいことであったとしても、もっと上を目指さなければいけないのではないかと、そういう風に考えているんです。」
殺風景な空間にも香りがあるだけで居心地の良さがアップ
バスタイムに<リフレッシュ>して思考をクリアにすることがクリエイティブな活動を継続するコツ
そんな平塚さんが気持ちを緩める時間がバスタイム。「匂いといえば、最近一人暮らしをするようになったこともあるのですが、お部屋でも匂いがあるだけで殺風景だった空間にも居心地の良さが生まれるような気がしますし、入浴剤なども好んで使うようになりましたね。入浴剤を使うとお湯が柔らかくなる感じがしますし、心も落ち着きますよね。」
「よく知り合いから耳にするのですが、"やりたいことを見つけられない”っていうのは、大変なことなんだろうと思いますね。私の場合は、ものづくりに集中できる性格なのである意味幸運だったのだろうと思います。製作をしている時に感じる快感を味わいたいからというのもあって、何時間も集中して夜中に作業をしていることってよくあるんです。私の場合は、製作の合間に意識的に<リフレッシュ>する時間を作るためにお風呂に入ったりするのですが、GUEST & MEの<リフレッシュ>の香りなどはとてもいい気分転換になって好きですよ。パッケージもお洒落だし、手作り感やこだわりを感じるアイテムってやはり気になりますし、同じように使うなら、ぜひこういうものを使いたいなと思いますね。キャンドル製作でも扱う蝋の素材や匂いの素材を考えるのですが、何か新しい素材を使おうという発想はあまりなくて、それよりも昔からある素材感を活かしていくことの方が興味があります。GUEST & ME も素材そのものの良さを感じさせてくれるアイテムなので、皆さんにもおすすめしたいですね。」
最後に、今後のキャンドル製作について伺った。「いつか挑戦してみたいモチーフに"魔女”があります。魔女本もいくつか持っているのですが、いろんな魔女があるじゃないですか。自分が作るならどんな魔女が作れるかな?なんて考えるのもとても楽しいです。自分が作っているクオリティがどのくらいかというのは自分が一番よく分かっているので、これからも日々、こういう風にしてみたらいいだろうか、とか改善を加えていきたいです。これからどんなキャンドルができるか? それはやっぱり成すがままに任せて、今後のお楽しみってことにしてただけたらなと思います。」
(photo by misa inage)
>>>いつも手の届くところに、特別な使いごこちを GUEST & ME 日常のちょっと贅沢なアロマ バス エッセンス TOP
GUEST & ME スペシャルインタビュー Vol.1のフード・コーディネーターゆうこさんのインタビューに引き続き、Vol.2では、キャンドル・アーティストの平塚梨沙さんのインタビューをお届けする。
頭に描いたイメージを、ローソクという形あるものにしていく。
その面白さの虜になりました。
ファッションブランド関係の友人からキャンドルの制作を頼まれたことがきっかけで、キャンドルと向き合い始めたという平塚さんは、幼い頃、遊びでおまじないをしてみたり、魔法のような目に見えない力があったらいいな、と誰もが心の中に思い描いた空想の世界を、キャンドルという形で表現するキャンドル・アーティストだ。幼い頃に周りにあった悪魔ゲーム、昔のディズニー映画、星占いやおまじないや心霊写真などオカルト本、パワーストーンといったどこか怪しげだけど、引き込まれるような魅力を秘めたものたちをモチーフにしたブランドOLGA GOOSE CANDLEで年に2回、自身のコレクションを発表している。GUEST & MEインタビューVol.2は、そんな平塚梨沙さんの生活空間を楽しく彩るキャンドル制作の様子やものづくりにかける思いについて話を伺った。
美大に通っていた時に、油絵を専攻していたため、もともと絵を描くことは好きだったという平塚さん。「何かイメージが浮かんだら手帳などにスケッチを描く習慣があったんですが、自分が紙に書いたキャラクターたちを実際にローソクという物にしていく作業を始めてみて、これまで平面で考えていたイメージしたものを立体に起こすことって案外とできちゃうものなんだな、ということに気づきました。私はすべてのローソクを手作りで製作しているのですが、頭の中でイメージしていただけのキャラクターたちが実際に手にとってみれる形になる。それが嬉しくて、どんどんローソクを作ることが楽しくなっていきました。」新しいローソクを作る出すインスピレーションは、毎日の生活のなかでふっと思いついたイメージをとにかくノートにメモすることから生まれるという。「毎日のなかで、電車に乗っている時や、街を歩いている時、お風呂に入っている時など、何気ない瞬間の閃きをメモしていて、あとで集中してスケッチしていきます。毎回のコレクションにはテーマを設けるのですが、あまり考え方を固定せずに、作りたいものを作る。という自由なスタンスでいます。好きなことをしているという気持ちがないと、情熱も継続も難しいと思いますから。」静かな語り口のなかにも、自身の感じる世界を表現することへの熱意や自分自身の感性を客観的に見つめる姿勢が感じられる平塚さん。実際にキャンドル製作をするにあたっての苦労についても聞いた。
キャンドルの香りは、一体一体のキャラが持つ"体臭”。個性を秘めたOLGA GOOSE CANDLEたち
「実際に手作りでローソクを作り始めて、初めはなかなか思うように形を作ることができませんでした。蝋は熱によって溶けたり、固まったりする性質があるし、毎回色味を調合するのですが色の風合いを揃えるのも一苦労です。でも一体一体に個性があるのもいいのではないかという思いもあって、その時その瞬間に生まれたキャンドルの個性を自分自身でも楽しみながら作っています。」平塚さんが言うように、キャンドルの”個性”というのがOLGA GOOSE CANDLEを特徴づけるひとつのキーワードでもある。「匂い付けもそのキャラクターの"体臭”をイメージしたものですので、アロマによって癒されるというよりも、キャラクターの個性の表現とみていただければと思います。匂いも強くはつけていないのですが、嗅ぐとちゃんと匂う。人間もそうですが、命あるものが醸し出す匂いも個性なんですよね。」誰しも手に親しんだアイテムや懐かしさを感じさせる思い出の品を想起させるときに一番、感覚的に訴えられるのが匂いでもある。匂いと記憶は人に懐かしさを呼び起こし、親しみや愛着をより強いものにしてくれるのだ。さらに平塚さんは、キャンドル製作に対する思いをこう続ける。「物を作ったり、絵を描いたりすることでしか得られない高揚感を自分は大切にしていきたいと思っているので、やっぱりそう感じ続けるのであれば、それが時に苦しいことであったとしても、もっと上を目指さなければいけないのではないかと、そういう風に考えているんです。」
殺風景な空間にも香りがあるだけで居心地の良さがアップ
バスタイムに<リフレッシュ>して思考をクリアにすることがクリエイティブな活動を継続するコツ
そんな平塚さんが気持ちを緩める時間がバスタイム。「匂いといえば、最近一人暮らしをするようになったこともあるのですが、お部屋でも匂いがあるだけで殺風景だった空間にも居心地の良さが生まれるような気がしますし、入浴剤なども好んで使うようになりましたね。入浴剤を使うとお湯が柔らかくなる感じがしますし、心も落ち着きますよね。」
「よく知り合いから耳にするのですが、"やりたいことを見つけられない”っていうのは、大変なことなんだろうと思いますね。私の場合は、ものづくりに集中できる性格なのである意味幸運だったのだろうと思います。製作をしている時に感じる快感を味わいたいからというのもあって、何時間も集中して夜中に作業をしていることってよくあるんです。私の場合は、製作の合間に意識的に<リフレッシュ>する時間を作るためにお風呂に入ったりするのですが、GUEST & MEの<リフレッシュ>の香りなどはとてもいい気分転換になって好きですよ。パッケージもお洒落だし、手作り感やこだわりを感じるアイテムってやはり気になりますし、同じように使うなら、ぜひこういうものを使いたいなと思いますね。キャンドル製作でも扱う蝋の素材や匂いの素材を考えるのですが、何か新しい素材を使おうという発想はあまりなくて、それよりも昔からある素材感を活かしていくことの方が興味があります。GUEST & ME も素材そのものの良さを感じさせてくれるアイテムなので、皆さんにもおすすめしたいですね。」
最後に、今後のキャンドル製作について伺った。「いつか挑戦してみたいモチーフに"魔女”があります。魔女本もいくつか持っているのですが、いろんな魔女があるじゃないですか。自分が作るならどんな魔女が作れるかな?なんて考えるのもとても楽しいです。自分が作っているクオリティがどのくらいかというのは自分が一番よく分かっているので、これからも日々、こういう風にしてみたらいいだろうか、とか改善を加えていきたいです。これからどんなキャンドルができるか? それはやっぱり成すがままに任せて、今後のお楽しみってことにしてただけたらなと思います。」
(photo by misa inage)
>>>いつも手の届くところに、特別な使いごこちを GUEST & ME 日常のちょっと贅沢なアロマ バス エッセンス TOP
平塚梨沙/OLGA -goosecandle-(オルガグースキャンドル)代表
オリジナルキャンドルブランド OLGA - goose candle -を手掛ける。各地で展示会を開催するほか、雑誌でも数多く取り上げられている。手作り感溢れる独特のムードをもったキャンドルの制作が話題になっている注目の若手作家。
OLGA GOOSE CANDLE(オルガ グースキャンドル)