現地時間11月5日(火)にアメリカ大統領選挙の投票と開票が行われた。共和党のドナルド・トランプ前大統領が当選を確実にし、4年ぶりに政権に返り咲くことになった。

トランプ前大統領は結果を左右するといわれていたペンシルベニア州を制すると勝利を宣言。同じくジョージア州で当選が確実になった後、フロリダにあるウェストパームピーチ・コンベンションセンターでスピーチを行った。「これらの勝利を見てくれ。誰もこれを予想しなかった。誰もだ。だから私はみんなに感謝したい」と話している。続けて大統領は隣に並ぶメラニア夫人や息子のドナルド・トランプ・ジュニア、娘のイヴァンカ・トランプに感謝の言葉を述べた。

ステージにはそのイヴァンカ・トランプの姿もあった。前大統領の最初の政権では父の右腕として夫のジャレッド・クシュナーとともに要職を担っていた彼女だが、今回の選挙戦にはほとんど姿を見せていなかった。7月に行われた共和党の全国大会に珍しく登場し、注目を集めていた。

ちなみに前大統領は新聞「ニューヨークタイムズ」に「イヴァンカはワシントンを去るとき、人生のその章を閉じる決断を下した。驚くほど一貫している」とコメント、イヴァンカが政治の世界に戻ることはないだろうと仄めかしていた。夫のクシュナーは「彼女の父親が大統領になれば私たちの世界が変わるのは明らかだ。しかしどちらにしても私たちの人生は前進し続ける」とだけ話している。これから4年、再びトランプ一家が注目を集めることになりそうだ。