乙葉さんのビフォーアフター

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 「まさか私も3年と400万でここまで人は変われると思ってなかったよ」というコメントとともに、全身整形によるビフォーアフター画像を載せたTwitter投稿が話題に。この投稿には「ジヒョに似ててかわいい」「全然雰囲気が違う!」「3年で400万って聞くと意外とコスパいいのかもな…400万でコンプレックス無くせてここまで可愛くなれるなら良いな…」などと多くのコメントも寄せられた。それに対して投稿者の乙葉さんは、「昔の自分を恥じないで載せたのは間違いじゃなかった」と話す。整形は“恩人”だと語るその真意とは。

【画像】「自分のこと可愛いと思い込んでいたのに…」乙葉さん、整形前の幼少期・中高時代から、施術後キャバ嬢となった現在まで

■チヤホヤされ“無双”していた中学時代が一転、高校では「こんな顔で外に出たくない」

――「まさか私も3年と400万でここまで人は変われると思ってなかったよ」という投稿には多くの反響がありました。さまざまな反響についてどう感じていますか?

【乙葉】「400万でそれだけ変われるならいいな」とか「ダイエットってすごい」などといろいろな意見がありましたし、批判的な意見も多かったです。賛否両論はあるでしょうが、やりたいことができるようになったり、ポジティブになれたことを考えたら、400万円という金額は安かったと感じるので、載せてよかったと思っています。昔の自分を恥じないで載せたのは間違いじゃなかったと感じています。

――そもそも整形をしようと思ったきっかけは?

【乙葉】幼少期は親からかわいいとずっと言われていたので、自分のことをずっとかわいいと思い込んでいました。でも、中学生のときに『egg』のオーディションを受けて、10位まではいったものの、そこから上にはどうしてもいけなくて…。そこで、周りにかわいい子はいっぱいいるし、自分は別にそこまででかわいいわけではないと実感しました。

――それで整形をしようと?

【乙葉】そのときはまだ整形には出会っていなかったのですが、整形を視野に入れているある配信者さんがいて、「こんなイケメンでもそういうことを考えるんだ」と感じ、次第に整形について調べるようになりました。そして高校を卒業してすぐに施術しました。

――整形前の乙葉さんは、どのような子だったのですか?

【乙葉】中学のときはみんなからチヤホヤされていて、生徒会長もやっていました。高校生のときは、田舎だったこともあり、周りにかわいい子はいたけど、垢抜けている子が本当にいなかったんです。だから、モデルの撮影で東京に行く度にレベルの違いを痛感していました。「こんな顔で外に出たくない」という時期が高校生のときにはあって、鬱気味になったこともありましたね。

■整形に総額400万投資 目、鼻、胸にメスを入れても「両親は気づいていないと思う」

――乙葉さんが整形したことに対して、ご家族や友人はどのような反応でしたか?

【乙葉】友達は鼻をやったときに「めっちゃいいじゃん」みたいな反応でした。すごくナチュラルだったので、あまり気づかなかったようです。親には今まで一度も整形に気づかれたことがないです。

――それはすごいですね。

【乙葉】たぶん弟は勘づいているんですけど、両親は気づいていないと思います。ママやパパは、ちょっとでも高いものを買ったら「お金はどこから出ているの?」と聞いてくるタイプなので、整形についての話を聞いてこないということは、本当に気づいていないんだと思います…。厳しいというか過保護な家なので、整形なんてもってのほかという感じなので。

この前、入れ墨がバレてすごく怒られたのですが、もうやってしまったことは仕方がないし、自分がやりたかったことなので、親も「やっと本音が聞けてよかったよ」と今は言ってくれています。

――親御さんは厳しいけど、理解はある?

【乙葉】最初は怒りますけど、今まで私が本音で話したことがなかった分、親からしても娘が自分の意思を伝えてくれたことがまずうれしかったのだと思います。怒られるのがすごく嫌なので、昔から親に言われたことをそのままやってきたこともあり、本当の私の気持ちを聞いたことがないと親もきっと感じていたと思うんです。愛情はたくさん注がれてきたと実感していますが、その反動で今ちょっと反抗期です。

■整形は“恩人”「人や物に固執することがなくなった」

――これまでに整形費用に400万円を費やしたとのこと。具体的にはどのような施術をしたのですか?

【乙葉】まず高校生のときに、もともと眉毛がなくて眉毛アートをやったのが最初です。それから、高校3年くらいのときに二重の埋没をして、その次が鼻。あとは服をきれいに着たくて、ぺったんこだった胸にシリコンを入れました。ほかには、ボトックスとか注射系はちょくちょくやっていて、歯のセラミックとえくぼ形成もしています。

――ご自身のなかで一番変化を感じた施術は?

【乙葉】整形ではないのですが、セラミックとダイエットが個人的な満足度は高かったですね。毎日10km、家のランニングマシーンで走って、1日1食はサラダボールに野菜をいっぱい入れて食べるという生活をして、半年で20kgくらい落ちました。

――整形するにあたって、理想や目指していた顔はありましたか。

【乙葉】そもそものタイプが、ファイナルファンタジーみたいな彫刻的な顔なんです。 でも、整形じゃないと日本人ではなかなか近づけないですね。あとは、アンジェラベイビーのような中国人美女みたいな顔が好きで、そういう人をイメージしていたのですが、特に誰になりたくて整形をしたとか、誰かの顔を見せて整形をしたというわけではないです。自分の顔を生かして、もうちょっとこうしたいとか、なりたいイメージを伝えて整形をしました。

――最近はSNSの普及でルッキズムが加速している印象があります。乙葉さんはこういった風潮についてどう感じていますか?

【乙葉】仕方がないという思いはあります。私も初めて会った人は絶対に顔から見てしまうし、顔以外でも清潔感などから入ってしまうので…。自分の武器がある人や自分に自信がある人はいいけど…やっぱり顔を気にしてしまうのは仕方がないと思います。きれいになって悪いことはないし、整形をするしないに関わらず、美容とか清潔感とかに気を使うのはいいことだと感じますね。

――乙葉さんにとって美容整形とはどんなものですか?

【乙葉】恩人ですかね。私はもともと自分の笑った顔を知らなかったので、笑顔を教えてくれたものでもありますね。

 そして何より人生観がすごく変わりました。昔は親の敷いたレールを生きていたようなところがありましたが、自分の人生だし、とにかくやりたいことはやろうと前向きに考えるようになりました。自分の軸を持てるようになったので、人や物に固執してしまうことがなくなったと思います。