カルヴェン、新たなクリエイティブディレクターに元ラコステのルイーズ・トロッターを起用
「カルヴェン(CARVEN)」が、新たなクリエイティブディレクターとして、「ラコステ(LACOSTE)」の元クリエイティブディレクター ルイーズ・トロッター(Louise Trotter)を起用すると発表した。9月に予定している2024年春夏シーズンのパリファッションウィークでデビューコレクションを披露する。
トロッターはイギリス出身。ニューカッスル大学でファッションを学んだ後、ロンドンのコンテンポラリーブランド「ウィッスルズ(Whistles)」を経て、2001年に「カルバン・クライン(Calvin Klein)」に入社し、ウィメンズウェアデザインのヴァイスプレジデントを担当。その後は同様のポジションを「ギャップ(GAP)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」といったアメリカブランドで経験した。
イギリスに帰国後、2009年から2018年まで「ジョセフ(JOSEPH)」のクリエイティブディレクターを担当。メンズラインやアクセサリーラインのデビューをはじめ、ロンドンファッションウィークへの参加など、ブランドの国際的な成長と認知向上に貢献した。その後、ラコステのクリエティブディレクターにイギリス人女性として初めて就任し、2022年春夏シーズンまでコレクションを発表してきた。
カルヴェンは1945年にパリで創業。2018年に米国のチャプター11(連邦倒産法第11章)に相当する申請を提出したのち、中国企業のICICLE FASHION GROUP CO., Ltdのフランス子会社ICICLE PARIS MODEが買収した。2020年に同社のもとで再建を果たしている。