縁とは、一緒になることで互いの個性やパワーをより活かせる関係です。一方、「縁がない人」とは、気が合わず、互いに利益をもたらさない不毛な関係になります。そんな人とは一緒にいても何もいいことはありませんので、早々に関係を断ち切ったほうがいいでしょう。今回は、そのような「縁がない人」の特徴をあげていきます。

いつまで経っても距離が縮まない

交際を始めるのには、気合と努力が必要です。とはいえ、縁のある相手とであれば、自然と連絡を取り合うようになったりして、苦労なく距離が縮むでしょう。しかし、縁のない相手とは、いくら一緒にいても距離を感じてしまいます。がんばって相手に近づこうとしても、なかなか近づけないのです。

お互いが仲良くなりたいという気持ちはあっても、縁がない人とは何らかの障害が生じ、なかなか深い仲にはなれません。友達以上恋人未満のような中途半端な関係が続いてしまったり、たとえ恋人同士になれたとしても、どこかしっくりこない関係になるでしょう。

一緒にいると苦痛だ

縁のある相手とは、なんでもないことで何時間も語り続けられたりして、自然体で一緒にいられまったく疲れません。逆に、縁がない人とは何を話していても、食い違いが生じてしまいます。つまり、価値観がまったく合わないのです。

たとえば、自分にとって絶対に許せないことを、相手が平気でしてしまう。そんなことが続けば、お互いに悪気はなくても、一緒にいて苦痛を感じてしまうでしょう。縁がない人と一緒にいるのは、苦しみが伴います。しかし、それでも一緒にいたいとは思うので、やっかいな関係なのです。

タイミングが合わない

縁のある相手とは思考が似ているものです。電話をしようと思っていたら、相手のほうからすぐかかってきたりするでしょう。一方縁がない人とは、連絡をとってはいるけれど、会うまでには発展しなかったり、時間が合わず会えないままだったりします。

そもそも会えなければ、親密にはなれません。会いたいと思っているのにどうして会えないのだろうと、焦りや苛立ちをつのらせていくでしょう。

これは単に、会いたいと思うタイミングや会える日程が合わないだけのように思えるかもしれません。しかし、タイミングというのは男女の関係において大切で、タイミングがよく合う人とは、すいすい関係が進んでいきます。タイミングが合わないと現状維持のままです。「会えない時間が愛を育てる」という考えもありますが、なかなか会えないとストレスだけがたまっていくでしょう。

言われたくないことを言われる

あなたが言ってほしいことを言ってくれる相手なら、一緒にいて心地よく、気持ちよく過ごせます。何も言わなくてもわかってくれるのは、縁のある相手だからこそです。一方、縁のない人とは話がどうしても盛り上がりませんし、話題も広がりません。

それどころか、言われたくないことを何度も言われたりするでしょう。あなたがコンプレックスに感じていることをちくちく言ってきたり、デリカシーがないことを平気で言ったりするかもしれません。そして、もしかしたらあなたも、相手が嫌がることを知らず知らずのうちに言っている可能性があります。これでは、一緒にいて楽しくありませんし、何かモヤモヤしたものがお互い心に広がっていくでしょう。

相手との未来が思い描けない

縁のある相手と出会った人は、「最初に会ったときにこの人と結婚すると思った!」というような話をしたりします。しかし、縁のない相手との場合は、いくら一緒にいても、相手との未来、つまり結婚生活などがまったく思い描けません。

どんなに相手が条件も性格も良い人であっても、この人で良いのだろうかという不安を感じてしまう場合は、縁がないのかもしれません。本能的に、「何か違う!」と感じたら、それ以上先には進まないほうがいい関係なのです。

縁がないかも…… と感じたときの対処法

縁がない人と一緒にいると、お互いの運気が下降していきます。それまで何かとトラブル続きで体調もあまりよくなかったのに、縁がない人と離れたとたんに状況が改善されたりすることはよくあります。

この人とは縁がなさそうだと思ったら、その相手といったん離れてみることをおすすめします。縁のある人とは、離れ離れになっても魂が惹かれ合うので必ずまた出会えます。本当に縁がなかったら、それっきりになってしまうでしょう。

おわりに

人生の中であなたが出会い、ほんの少しでも関わりを持った人は、あなたの経験に必要だから出会っているのです。その相手との関わりが良いものであったとしても、悪いものだったとしても意味はあります。

縁がない人と出会ったからこそ、あなたが本当に求めている相手がどんな人なのか明確にわかるようになったはずです。すべての人との出会いに感謝する気持ちを持てば、良いご縁を引き寄せられるようになりますよ。