自分の会社の好きなところ2位は「休日のとりやすさ」。1位は何?

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「会社に行くのが嫌」「もう転職したい」という声もよく聞きますが、世の中には「自分の会社が好き」「この会社で働けて嬉しい」という気持ちで働いている人も多いはず。

そこで、株式会社ビズヒッツが働く男女500人を対象に「自分の会社の好きなところに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

まず「自分の会社の好きなところは?」と聞いたところ、3位は「自由・マイペースに仕事できる」、2位は「休日のとりやすさ」、1位は「人間関係・雰囲気がいい」という結果に。仕事内容そのものよりも、職場・労働環境を「好きなところ」として挙げた人が多くなりました。

具体的な回答も紹介します。

◇1位 人間関係・雰囲気がいい

・従業員の人間関係がいい。嫌な人やプライベートにまで入ってこようとする人がおらず、仕事仲間以上でも以下でもない感じが楽(20代女性)
・上下関係が厳しすぎないところです(30代男性)
・小規模な会社だが、社長以下みんなが和気あいあいとしていて雰囲気が良い(40代男性)

「人間関係がよく、相談しやすい」「上下関係があまりなく、気楽に仕事ができる」「いい意味でドライ」などの回答が寄せられています。中には「仕事はハードだが、人間関係がいいので頑張れる」という人も。

「社員がみんな責任感を持って仕事している」「仕事への熱意を持つ人が多い」など、職場の真面目な雰囲気がいいという回答も複数ありました。

◇2位 休日のとりやすさ

・休みが土日で安定している。有休消化率が高い(20代男性)
・特別な理由がなくても、有給がとりやすい(30代女性)
・健康面に理解があり、健康診断や急な体調不良でも、優先して休ませてくれる(40代男性)

「有給休暇や希望の休みがとりやすい」「長期休暇がとれる」などの回答が寄せられました。「体調不調などで急に休むときにも、気兼ねしなくていいところ」という意見もみられ、たしかに休日の融通が利くと会社への好感につながりますよね。

「給食センターなので、夏休みなどの長期休暇がお休みなところ。また子どもの休みと合わせて休めることです」という人もいました。

◇3位 自由・マイペースに仕事できる

・会社のルールが厳しすぎず、のびのびと仕事ができる(20代男性)
・社長が寛大で、色々なことを任されているので、自分である程度のことは自由にさせてもらえる(40代女性)
・自分のやるべき仕事をきちんとしていれば、フレキシブルな時間で仕事できる(50代女性)

「裁量が大きく仕事しやすい」「自分のペースで仕事できる」「時間の融通がきく」などの回答が寄せられました。中には仕事内容そのものではなく、「髪色やピアスなど、服装に制限がないところ」という人も。

「仕事内容をあまり縛らずに働かせてくれるので、自分で企画を提案するなど、どうすれば成長できるのかを自分で考えながら働けます」と、自由だからこそ成長できると考えている人もいました。

■「仕事内容」より「職場環境」を好きな人が若干多い

「自社の仕事内容と職場環境どちらが好き?」という質問に対しては「職場環境」と答えた人が36.4%で、「仕事内容」をやや上回る結果に。会社の好きなところランキングでも、仕事内容よりも職場環境に関する項目が多くランクインしていたので納得です。

また、「どちらも同じくらい好き」と答えた人も32.6%でした。

■入社当時より会社を好きになった人は53.6%

最後に「入社当時と現在では、どちらの方が会社をより好きだと感じますか?」と聞いたところ、「今のほうが好き」と答えた人が53.6%で、時間とともに職場への愛着が深まっているのではないかと推測できます。

「変わらない」という人からは「会社に対してなるべく感情を持たないようにしているから」という意見も。「以前のほうが好きだった」「今のほうが好き」な理由について、具体的な回答と共に紹介します。

◇現在の方が好きな理由

・自分のできる範囲が広がり、より仕事の面白さを感じられているから(20代男性)
・人見知りだったので慣れるまでは人間関係がギクシャクしていました。今は仲良くなれて楽しい(30代女性)
・働き方改革により仕事と私生活が両立できている(40代男性)

現在のほうが好きだという人からは「仕事に慣れてきた」「やりがいのある仕事を任されるようになった」「人間関係ができてきた」などの回答が寄せられました。「慣れてきて、改めて会社のいいところがわかった」という人も。

また「会社が働き方改革やコンプライアンス遵守に取り組むようになったので」という回答もありました。会社が時代に合わせて変化したことで働きやすくなったことが伺えます。

◇入社当時の方が好きだった理由

・新人から中堅になり、求められることが多くなり、周りの目が厳しくなった。入社当時の方が居心地はよかった(20代女性)
・入職時は尊敬する上司がいたが、現在は退職されたので。やはり人間関係は大きいと感じます(40代女性)
・途中で合併もあり少しずつ社風が変わった(50代男性)

入社当時の方が好きだったという人からは「人間関係が変わった」「会社の方針が変わった」「給料・ボーナスが下がった」などの回答が寄せられました。

「会社設立と同時に入社したのだが、入社当時の方が社員一人一人に仕事に対する情熱があったように感じる。組織が大きくなるにつれ、仕事が単純化してしまった」と、仕事内容が変わったことを理由として挙げた人も。「最初はモチベーションが高かったので」「時が経つにつれ、仕事に飽きが来ている」と、自身のモチベーションの変化を挙げた人もいました。

あなたは会社のどこが好きですか? また、入社時と比べてどうでしょうか。ぜひこのアンケートの回答と自身の回答を比べてみてくださいね。

■調査概要

自分の会社の好きなところに関する意識調査

対象者:現在お仕事をしている方
サンプル数:500人(女性305人、男性195人)
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2021年10月3日〜4日
出典元:https://media.bizhits.co.jp/archives/20208

(マイナビウーマン編集部)