スマホは基本Wi-Fi環境のところで使っていたり、自分が思っているほど実はスマホを使っていなかったり…していませんか?そういう方はプラン料金を高く支払っている可能性があるので、必ず見直しをしたほうがいいです。

そうは言っても、いざ格安プランに変更しようかと思い立ってもイマイチ内容が分からず、変更までは行けない…という方に、今回はdカードを絡めたドコモのahamoと格安プランについて解説していきます。

まずはスマホ利用が少ないドコモユーザーの筆者と、一緒に確認していきましょう。

今や生活の一部となっているスマホ。各社いろんなプランを打ち出し、利用料金は安くなったと言えど、お小遣いに響きますよね。

乗り換えは現状のプランを知ることから始まる

NTTドコモは移動系通信の契約数による事業者別シェアで全体のうちの42.5%(MVNO含む)を占めるキャリアになっています。
※2位はKDDIグループ31.2%、3位はソフトバンク25.4%
※総務省|電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表
(令和2年度第3四半期(12月末))

スマホを利用している約40%がドコモということで、なかには、ドコモ以外は持ったことがないという方もいることでしょう。

そんな多くの利用者を抱えるドコモでは、通常のプランとしてギガライトやギガホプレミア、5Gギガライト、5Gギガホプレミアなど、プランがいくつもあります。

まずは現在のスマホプランと毎月支払っている金額を確認してみましょう。

ahamoや格安プランに変更するかどうかは、現在の状況を確認し、メリットとデメリットを知ってからになります。

断トツ多いのが5000円~10000円。

ゼニエモンというサイトで今年行われたインターネット調査(20代から50代の男女各150名ずつ)ではもっとも多いスマホ料金は5,000円から1万円となっています。

ここで分かるのは、スマホをよく利用されている方のスマホ料金は結構高いということです。ではスマホをあまり利用しない方は、どれくらいの料金になるのでしょうか。

例として筆者の通常料金プランを紹介します。

自宅にWi-Fiが通っていて外出先でスマホを利用するのが少ない

・データ量は毎月1GB未満
・みんなドコモ割適用(-1,000円)
・dカードお支払割適用(-170円)

基本料金/1,980円(5Gギガライト/1GB未満)
通話料/1,700円(仕事上、かけ放題は必須)
ケータイ補償サービス/750円
ユニバーサルサービス料/3円
電話リレーサービス料/1円
消費税/443円

料金合計/4,877円
別途端末代/1,650円

端末代を除けば毎月4,877円の支払いになっています。

電話がメインであっても5,000円くらいの料金がかかっているのが分かります。

ではここからこのプランをahamo、格安プランに変更した時にはどれくらいの金額となるのかを見ていきましょう。

ahamoに変更した場合の料金

ドコモからahamoへ変更する場合は、スマホを購入するか持っているスマホで契約するかを選択します。

続いてSIMカード、またはeSIMのどちらで契約するかも決めていきます。

この違いについては、SIMカードはスマホに挿入するタイプで、eSIMはスマホ内にデータを入れるタイプということになります。分からないときはSIMカードにしておくと良いでしょう。

ドコモの機種端末代が残っていても乗り換えは可能です。

ただし、端末代の支払いは完了まで続きます。

筆者の通常プランの5Gギガライトと同じ内容で比較した場合、ahamoのプランにかけ放題オプション(1,100円)、ケータイ補償サービス(550円)が入るので合計は4,620円となり、227円抑えることができました。

このことから分かるのは、ahamoは電話の利用がなく、データ通信が20GB程度使う方にとって、お得だということです。

その場合の料金は2,970円で済ませることができるためです。

電話はアプリを使っていて、Wi-Fi環境時にかけている、またはたまにしか使わないという方であれば20GBを超えることはないでしょう。

※LINE電話はスマホデータを使う場合、1時間で約18MB使用するのでご注意を。またahamoはすべてがネット手続きとなるのも特徴です。ドコモ窓口でもサポートを受けることができますが、利用料金として3,300円が必要になります。

<向いている方>
・ネット利用料が20GB以下の方
・ネットでの手続きが苦ではない方
・電話発信をあまりしない方
・ドコモからキャリア変更したくない方

<向いていない方>
・ネットの手続きが苦手な方
・ネット手続きおいて家族のサポートが受けられない方

毎月1GB以下の利用であってもドコモからキャリア変更をしたくはない方で、ネット手続きでも良いという方は料金を抑えるという点でahamo利用が最適です。

現在のプランでの割引が大きいときは、場合によって使い続ける方が安い場合もあります。変更する前に必ず、今の料金プランとahamoへ移行したときの料金を確認することをおすすめします。

<dカードで支払うメリット>
dカードで支払った場合は券種によりデータ通信料が毎月追加でもらうことができます。
・dカード/1GB
・dカードGOLD/5GB
・dポイント対象

ネット検索、ネットゲーム、動画視聴などスマホはネット利用オンリーという方はahamoがお得です。dカードの支払いでGBのプレゼントも嬉しいところ。

ドコモの格安プランはOCNモバイルONE 変更した時の料金とは

ドコモから発表があった格安プランはNTTコミュニケーションズのOCNが取り扱っています。

筆者の通常プランの5Gギガライトと同じ内容で比較した場合、基本料金は1GB月コース(770円)、かけ放題(1,430円)、あんしん補償(550円)と合計で2,750円となります。

このプランであれば月額料金を2,127円も抑えることができました。

OCNモバイルoneは、支払いはクレジットカードのみで5G回線にはまだ対応していません。その点は理解しておきましょう。

ドコモの機種端末代が残っていても乗り換えは可能ですが、端末代の支払いは完了まで続きます。ドコモからOCNへ変更となるため、キャリア契約年数は引き継ぎがなくイチからになります。

<向いている方>
・dポイントのdアカウントを継続したまま別キャリアに変更しても言い方
・毎月同じデータ量しか使わない方
・毎月のデータ量が少ない方
・とにかくスマホ料金を安く済ませたい方
・ドコモキャリア契約を終わりにしても良い方
・サポートはあった方がいいと思う方

<向いていない方>
・ドコモ利用が5年以上でキャリアをドコモから変更したくない方
・格安スマホに不安しかない方

<dカードで支払うメリット>
・dポイントの獲得

OCNモバイルoneはドコモ関連の格安スマホプランであるため、契約はOCNになるもののdカード払いでdポイントを貯めていくことが可能です。

ドコモキャリアを変更せずネットをメインで使っていきたい方はahamo、毎月のデータ通信が少なくドコモキャリアの変更をしても良い方はOCNモバイルoneを検討してみてください。

文/クレジットカード研究Lab 編集責任者 志田愛仁(https://card-lab.com/profile/)
運営会社 バリューファースト(https://valuefirst.co.jp/)
雑誌編集者を経て、紙媒体とWEBの両方でライターを経験してきたバリューファーストの編集責任者。取材などで集めたクレジットカード情報やお得な使い方を伝えていきます。