“6時間睡眠”って間違ってる…!? 医師が教えるベストな睡眠時間とは?「目覚ましを…」

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朝、スッキリ目覚め、仕事やプライベートをパワフルに過ごすためにも、睡眠時間をしっかり確保することはとても大切ですよね。

そこで今回は、日本睡眠学会専門医の中村真樹先生と、健康スポーツ医の木村好珠先生に、“自分に合った睡眠時間の見つけ方”を伺ってきました。

6時間睡眠では足りないの…!?画像:Gorodenkoff/Shutterstock

6時間睡眠が正しいと一般的に思われがちですが、中村先生いわく、「必要とされる睡眠時間には個人差もありますが、2015年に全米睡眠財団の調査では、日中のパフォーマンス・健康維持に必要な睡眠時間は18歳〜64歳で7〜9時間と報告(※1)されています」とのこと。

自分のベストな睡眠時間を見つける方法として「長期休み中など1週間近くマイペースで過ごせる時期に、夜ふかしをせず、目覚ましをかけずに寝てみること」がおすすめと中村先生は言います。

理由として「寝不足の解消が進めば必要とされる睡眠時間を取ったあとに自然に目覚めるようになるでしょう。これが、自分にとってのベストな睡眠時間となり、ほとんどの人が7〜9時間になると思います」と教えてくださいました。

自分に合った睡眠時間の見つけ方画像:Kamil Macniak/Shutterstock

木村先生がいうには、自分に合った睡眠時間の見つけ方は「すっきり起きることができて、日中眠気に悩まないのであれば、それが自分にあった睡眠時間」なのだそう。

最近よく耳にするショートスリーパーなどは「ほとんどいないと一般的にいわれています」とのことです。

自分はショートスリーパーだと思っていても、実際は寝不足が続いているだけかもしれません。また、「睡眠不足が続いてしまうと、免疫力の低下につながる場合も考えられる」と木村先生は説明します。

いかがでしたか? 今回は、中村先生と木村先生に睡眠時間について、教えていただきました。自分にぴったりな睡眠時間を見つけてくださいね。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

<プロフィール>
中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長。日本睡眠学会専門医。東北大学医学部卒、東北大学大学院修了(医学博士)、東北大学病院精神科で助教、外来医長を務める。2008年、睡眠総合ケアクリニック代々木に入職。2012年から同病院の院長を務める。2017年6月青山・表参道睡眠ストレスクリニックを開院し、院長に就任。

<プロフィール>
木村好珠
精神科医、産業医、健康スポーツ医。精神科医として常勤し、都内企業の産業医も務めている。また、東京パラリンピック ブラインドサッカー日本代表、北海道コンサドーレ札幌アカデミーのメンタルアドバイザーとしても活躍中。

画像:READY

【画像・参考】
※1 Sleep Health 1(1), 40-43, 2015
※Tom Wang・Gorodenkoff・Kamil Macniak/Shutterstock

“6時間睡眠”って間違ってる…!? 医師が教えるベストな睡眠時間とは?「目覚ましを…」はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

READY