何年も前に別れた恋人を未だに忘れられない人はいるものです。非モテさんは、元カレへの思いを引きずり、新しい恋になかなか踏み込めないでいます。
そんな未練たっぷりの人が、元カレを手放すためにやったほうがいいことはなんでしょうか?

どうしても忘れられない人、いませんか?

元カレを手放す方法1:現実をしっかり見ること

過去を振り返ってばかりいる人は、過去の出来事を“現実逃避のために利用しがち”です。今、幸せで満たされている人は、わざわざ過去を振り返ったりはしません。つまり、「“幸せではない現実”から逃げるために、過去に目を向けていること」を理解したほうがいいのです。

例えば、アラサーのAさんは、3年前に別れた元カレのことを未だに忘れられませんでした。でも、友達に誘われた合コンで、元カレ以上にイケメンで優しい彼と出会ったら、元カレのことなんてどうでもよくなってしまったそうです(笑)。

「今、自分が幸せではないのは、“幸せだった過去”を失ったからだ」と思うのは、都合のいい解釈です。そうではなく、「今の自分に“幸せになる力”がないから、幸せではないだけのこと」かもしれません。そうではないと思うのであれば、とりあえず過去のことは保留にして、とにかく今、自分の力で幸せになりましょう。それでも元カレのことが忘れられないのであれば、そのときは、もう一度連絡を取ったほうがいいこともありますしね。

元カレを手放す方法2:“過去の彼”も“過去の自分”もいないことを理解すること

月日は立ち止まってはくれません。それと同じように、人々も日々、変化しているものです。つまり、どんなに愛し合った2人であったとしても、もう“過去の彼”もいなければ、“過去の自分”もいないのです。

例えば、アラフォーのBさんは、高校の同窓会に出席しました。一番会いたいと思っていたのは、当時、付き合っていた元カレでした。彼女自身、婚活がうまくいかず、「もしかしたら彼こそが、本当は運命の人だったのではないか」と期待していました。
でも、会場では元カレが見当たりません。がっかりしていると、肩をポンポンと叩いてきた人が。振り返ると、昔の面影がうっすらと残りつつも、すっかりおじさんになった元カレいたそうです(苦笑)。

こんな風に分かりやすく風貌が変わるパターンもあれば、見た目は変わらなくても、中身がすっかり変わってしまっていることもあるもの。それは恋愛に限らず、友達付き合いにおいても、社会人になってから再会したら、すっかり話が合わなくなってしまうことはありますしね。
だから、いくら“過去の彼”が素敵だったとしても、今もそうだとは限らないのです。

逆に、元カレが過去よりももっと素敵になっている可能性もあります。ただ、その場合も、相手がもうあなたに気持ちがないのであれば、「“私のことを好きだった彼”は、もういないのだ」と理解することは大切なのです。

元カレを手放す方法3:別れた理由をきちんと思い出すこと

そもそも思い出は美化しやすいものです。本当にそんな素晴らしい関係であったのであれば、別れることなどなかったはずです。つまり「過去の都合の悪い部分」を見ていないこともあるのです。

例えば、30代のCさんは、久々に元カレから連絡がきて、会うことに。一度は付き合っていた関係だけあり、会ったら楽しくて、そのままやり直すことを決めてしまったそうです。
でも、いざやり直してみると、元カレのワガママな性格は、未だに直っていないことに気付いてしまったのだとか。今は、やり直したことを後悔しているそうです。

なぜ、彼と別れたのか、その原因をきちんと思い出すことが大切です。別れたのだから、それなりの理由があったはずです。もしやり直す場合は、その問題がクリアになっていないとうまくいかないでしょう。
でも、人は根本的なところはなかなか直らないもの。生まれ変わるくらい改心しないと難しいこともあるのです。

例えば、相手の浮気が原因で別れた場合は、「彼が二度と浮気をしなければいい」と単純に考えがちですが、そもそも浮気をする人は、“自分勝手で理性が弱い人”が多いものです。そういう性格は、簡単には直りません。だから、何度でも浮気をしてしまうことがあるのです。
もしそれでも「彼がいい」のであれば、自分のほうが変わって、浮気に寛容になるしかありません。

このように、元カレに未練を抱いている人は、現実逃避をしていたり、“過去の都合の悪い部分”を忘れてしまったりしていることが多々あるものなのです。
さらに、ものの考え方に“残念な部分”があるから、元カレを手放せないこともあります。それについては、後編で紹介します。〜その2〜に続きます。