10月22日(現地時間)に行われた、トランプ大統領と民主党のジョー・バイデン候補との討論会。

終了後、大統領がステージから去る際にメラニア夫人の手を握ろうとしたところ、夫人がそれを拒否するという事態が…! SNS上ではその瞬間の映像が話題となり、すでにミームも多数誕生している。

多くの人が指摘しているように、夫人がトランプ大統領の手つなぎを拒否したのは、今回が初めてではない。

過去にも同様の瞬間を捕らえた映像がネット上で急速に広まったが、それも今回、再び脚光を浴びている。2017年5月、夫人が夫の手をピシャリとはたいた際の映像はこちら。

そして2018年2月、手をつながなくて済むという理由もあってか、夫人がコートに袖を通さず羽織っていた時の映像はこちら。

一方こちらは2018年4月の映像。大統領は「どうかつながせてくれ」と手を通じて夫人に懇願しているようにも見えなくはない…?

2020年8月、再び手をつなごうとして、夫人が完全に拒否している場面。

おそらく、今月のメラニア夫人に関する最大の議論は、彼女の元側近であり友人でもあるステファニー・ウィンストン・ウォルコフが秘密裏に録音し、10月上旬に暴露した夫人の発言だろう。

夫人は、大統領やトランプ政権が行った親子の移民引き離し政策への批判について話している。音声では夫人は「彼らは私が加担していると言う。私も彼(ドナルド)と同じで、彼を支持しているとね。私が十分に発言せず、自分の立場で十分な仕事をしていないとも」とウォルコフに語っている。

さらに、「私はクリスマスのことで休みなく働いているのよ。正直に言うと、クリスマスのことや飾り付けなんて私の知ったことじゃない。でも、私がやらなきゃいけないんでしょ?」とも発言。

ウォルコフはこれに対し、夫人がやらなければいけないということに同意。夫人は続けて「OK。じゃあ私がやるわと言って、クリスマスのことをやったりクリスマスの予定を立てたりしていると、『親から引き離された子どもたちはどうなる?』ですって。いい加減にしてよ。オバマの時はみんな何て言ってたの? 私は行けないのよ。私は子どもたちを母親と再会させようとしたのよ。でもダメだった。法と照らし合わせて、プロセスを踏まなきゃいけないの」と話している(ちなみにCNNは、オバマ政権下では「子どもの生活状態が危ぶまれる場合」もしくは「法的後見人を確認することができなかった場合」に、子どもだけを隔離するという方針だったと指摘している)。

大統領選まで残すところ約1週間。大統領夫妻は勝利を手にすることができるのか――いっそう注目が集まる。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:Masayo Fukaya