二の腕のブツブツそのままにしていませんか?原因と対処法をご紹介!

写真拡大 (全6枚)

二の腕のブツブツが気になるけれど、自分で普段見えにくい場所なのでそのまま放置している方も多いのではないでしょうか。そのまま放置していると、ホームケアだけでは改善することができなくなります。
そこで今回は、二の腕にできるブツブツの原因と対処法を簡単にご紹介します。

二の腕にできるブツブツの正体とは?

出典:byBirth

二の腕にできるブツブツは、「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」という皮膚の病気です。「毛孔角化症(もうこうかくかしょう)」とも呼ばれています。二の腕だけではなく、背中や太ももにもできることがあります。

これは、毛穴に角質が詰まることでできます。このブツブツは、皮膚の色やニキビのような赤色をしていることが特徴です。「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」を無理に取ろうとしたり、触ったりしてしまうと傷跡が残り、茶色く色素沈着が起こることがあります。このブツブツが将来的にシミのようになり、かなり目立ってしまいます。

正しくケアをして、二の腕や背中も美肌を保ちましょう。自分から見えない部位ですが、他人からはよく見られる部位なので意識してケアをしていきたいところです。

「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」って何?症状や原因を解説!

出典:byBirth

結論として、「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」の原因はまだよくわかっていません。遺伝的なものではないかと言われています。

このブツブツしたものの中には、角栓がたまっています。毛穴の周りの角質が厚くなっていくことで毛穴を塞ぎ、ブツブツが発生するということは分かっています。毛穴の中に、角質と一緒に毛も詰まり、黒く見える場合もあります。従って、毛をなくす脱毛をしたり、古い角質を除去する為に、ピーリングを行うと良いとされています。

毛孔性苔癬になりやすい人っているの?

出典:byBirth

毛孔性苔癬は、男性よりも女性に多いとされています。子どもの頃に発症する人も多く、小学生の約20%が毛孔性苔癬を発症していると言われています。ニキビができやすい思春期に一番できやすく、30代前に自然に消えていく人がほとんどです。しかし、中には、30代になっても消えない方もいます。

思春期になりやすい皮膚の病気ですが、30代からの女性も毛孔性苔癬に悩まされている方は、少なくありません。30代を超えるとどんどんお肌の生まれかわりである「ターンオーバー」が乱れていくので、どんな皮膚の症状も治りにくくなります。

そこで重要なことは、自宅での正しいケアです。毛孔性苔癬の対処法を見ていきましょう。

二の腕のブツブツとはもうお別れ!自宅でのケア方法とは?

出典:byBirth

自宅でのケアを行うことで、軽症であれば少しずつ症状の改善が期待できます。自宅でできるケアとして、厚くなった角質を落とし保湿をする効果のある「尿素」が入ったクリームを使用すると良いでしょう。

前述したように、潰したり、ゴシゴシとこすったりすることで色素沈着になったり、ニキビの跡のようにクレーターになったりすることがあります。必ず、お顔と同じように優しくケアをするようにしましょう。

体を洗う時に、刺激の強いスポンジなどを使用するとお肌が傷ついてしまうので、お肌に優しいものを使用するようにしましょう。手の届く範囲であれば、キメの細かい泡をたてて、泡で体を洗うことが理想的です。

さらにお肌が乾燥することで、角質がかたまる角化が早まってブツブツができやすくなります。必ず、体を洗った後は、保湿ケアをしましょう。

毛孔性苔癬は、軽症であれば、自宅だけのケアで改善していくことができますが、重症になると自宅ケアだけでは綺麗になりません。皮膚科で尿素入りの軟膏やサリチル酸が配合されているピーリング作用のある薬で治療を行う必要があります。自宅だけのケアではなかなか治らない方は、重症化する前に必ず皮膚科を受診しましょう。

美容クリニックでは、お顔のケアで行うようなピーリングやダーマローラーなどの治療を受けることができます。しかし、美容クリニックは自由診療なので、皮膚科よりも費用がかかります。まずは、一般的な皮膚科を受診すると良いでしょう。

自宅で正しいケアをしてキメのあるお肌に

出典:byBirth

いかがでしたか?今回は、二の腕のブツブツの原因と対処法をご紹介しました。体も、お顔と同じ皮膚です。お顔のスキンケアはほとんどの方が行っていますが、ボディケアを行っていない方は多いのではないでしょうか。

私たちは、どうしても自分が普段鏡を見て見える部位が気になりますが、他人からは後ろ姿も良く見られています。露出の多い服を着る時期は特に、二の腕や背中などのお肌の状態が気になります。電車を乗っている時などに、前に立っている人の背中の毛やブツブツが気になった経験がある方も多いはずです。自分も他人から見られています。

お顔に比べて、ボディケアは怠ってしまいがちですが、このボディケアを毎日少しずつ行うことで10年後、20年後に周りの同世代の人たちとかなりの差がついてきます。よく泡立ったキメの細かい泡で体を洗い、尿素入りの保湿クリームで保湿ケアをするだけで、美しいお肌を保つことができます。

今日から簡単に取り入れることができる方法です。あなたも二の腕や背中のケアを始めてみませんか?