スメハラはこんな場面にも!伝えるor伝えない?

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ヨガのレッスン中は、おしゃべりをすることはほとんどありません。みなさんそれぞれに、自分の呼吸や動きに集中して過ごすためです。また、そうすることで、普段よりも五感が敏感になるという人も少なくないでしょう。

インストラクターを務める筆者のもとには、特に「“嗅覚”が鋭くなる」という声がよく届きます。では、どのようなニオイが気になるのでしょうか。そして、それはどう解決したらよいのでしょうか。 

生徒さんからいただいた声をもとに回答していきたいと思います。

1:アロマの香りが苦手なときは?

エッセンシャルオイルの香りを楽しみながらおこなう“アロマヨガ”。多くの場合、リラックス効果のある香りや呼吸のサポートをしてくれる香りが使用されるのですが、それが苦手な香りであることも。

呼吸が浅くなってリラックスできなかったり、我慢して具合が悪くなったりしてしまってはツラい時間です。

そんなときは、一度スタジオから出てもよいです。そして、レッスン終了後、インストラクターに苦手な香りがあることを相談してみてください。

もしくは、ディフューザーから離れた場所を選ぶ、空気の流れがあるドア・窓の近くを選ぶのも手です。

2:ヨガマットの香りが気になるときは?

多くのヨガスタジオでは、ヨガマットを無料で貸し出してくれます。一度使用したら、表面を清潔に拭いてはいると思うのですが……、いろいろな人の汗が染み込んだりしてニオイを発するものもあるのが事実。そこに顔を近づけたり、体を預けたりするのは躊躇してしまうかもしれません。

自分のヨガマットを持って行くのが苦でない人は、それが一番安心かもしれませんね。それが負担になるのであれば、ヨガマットの上に敷いて使用するヨガタオルを持参するのもよいでしょう。

かさばらないうえに、自宅で洗うこともできるので、清潔に使用できますよ。

3:生乾き臭がするときは?

スタジオ内は清潔に保たれているところが多いのですが、湿度が上がるこれからの季節は空調や加湿器から生乾き臭がすることも……。この臭いって、不衛生さが感じられますよね。エッセンシャルオイルの香りと混じると、さらに不快に感じるでしょう。

これは……、ちょっと伝えにくいことかもしれませんが、おそらくほとんどの生徒さんが感じていること。気付いたら、インストラクターにこっそりと伝えてあげてもよいかもしれません。

ニオイ問題は伝えにくかったりしますが、呼吸を大切にするヨガおいては避けては通れません。「あ、これ気になってた!」というものがある人は、参考にしてみてくださいね。

【筆者略歴】

高木沙織

“美容”と“食”には密接な関係があることから、複数の「食」に関する資格を取得。イベント講師・執筆に携わる一方ヨガインストラクターとしても活動し、多角的に健康美作りをサポートする。