なぜそれを!? インストラクターがビックリした「トレーニング中のドリンク」3種

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ヨガやトレーニングの最中にドリンクは必要です。一般的には常温の水がよいとされているのですが、なかには「なぜそれを!?」というドリンクを飲んでいてインストラクターを驚かせる人も。しかも、よかれと思って選んでいる場合があるのでちょっと注意が必要です。

そこで今回は、ヨガインストラクターである筆者が思わず「お水にしたら?」と声をかけたドリンク3種についてお伝えしていきたいと思います。

1:スムージー

野菜や果物を使ったスムージーは、不足しがちな栄養成分を補うのによいですよね。ですがそれは、あくまでも食事の際や食事の代わりとして飲むときの話し。運動時・後の発汗や喉の渇きを補うのにスムージーは適しません。とろみがあって飲みにくかったり、反対に喉が渇いたりすることも。

ヨガやトレーニングなどの短めの運動であれば、汗で失われた分の水をこまめに摂ることができればよいでしょう。

ですが、レッスン後のスムージーは◎。内臓機能が高まり、消化吸収がよくなっているので、栄養たっぷりなスムージーを飲むのに適しています。

2:炭酸水

炭酸水を飲みながらレッスンに参加している人って、結構たくさんいます。炭酸水は満腹感が得られたり、胃腸の働きを活発にしたり、血行を良くしたり、疲労を回復したりする効果に期待されているので、日常的に飲むのにはよいでしょう。

では、運動時は? お腹が膨れて気分が悪くなったりゲップが出やすくなったりするので適しません。特にヨガの場合は、腹部をねじったり圧迫したり、逆転のポーズを取ったりもするので、気分が悪くなる恐れがあります。

3:お茶

最後はお茶。さまざまなお茶のなかでも、麦茶率は意外と高いです。ミネラルが豊富でカフェインも含まないことから、「なんとなくよさそう」と思っている生徒さんは多いよう。

確かに、汗をかいた後のミネラル補給は大事ですが、通常のヨガのクラスやトレーニングではそこまでの発汗はないでしょう。もし、たくさん汗をかいたのなら、レッスン後にスポーツドリンクなどを飲むことをオススメします。

麦茶に含まれるカリウムには利尿作用もあるので、レッスン中にトイレに行きたくなったり、摂取した量以上に尿が出てしまうこともあるので、覚えておくとよいでしょう。

やはり、オススメは常温の水です。喉がカラカラになる前にこまめに摂取をして、レッスン・トレーニングに励んでくださいね。

【筆者略歴】

高木沙織

“美容”と“食”には密接な関係があることから、複数の「食」に関する資格を取得。イベント講師・執筆に携わる一方ヨガインストラクターとしても活動し、多角的に健康美作りをサポートする。